七郎兵衛
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七郎兵衛(しちろうべい)は、子連れ狼の登場人物で、堺の鉄砲鍛冶。
七郎兵衛の家に入り、彼を暗殺せんとした一刀であったが、七郎兵衛の願いを聞き入れ、彼に鉄砲鍛冶としての心得を、三人の弟子に伝えさせるゆとりを与える。しかし、彼等が芝辻一族に通じていたことを知り、これに激怒して苦心の作である21連発式の斉発銃で彼等を射殺してしまう。
そして、堕落しきった芝辻一門を目覚めさせるためにといって、斉発銃の設計図を一刀に譲り、その刃に倒れた。
この後、一刀は、七郎兵衛の斉発銃を使い、嘘の依頼をした井上達を射殺し、芝辻一門に七郎兵衛の遺言を伝えると、大五郎とともに、近くの鍛冶屋の作業場を借り、七日七晩かけて、七郎兵衛から譲られた設計図を元に斉発銃を作るのであった。