ヴィットリオ・デ・シーカ
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ヴィットリオ・デ・シーカ(Vittorio De Sica,1901年7月7日 - 1974年11月13日)はイタリア出身の映画監督・俳優。
イタリアのフロジノーネで生まれ、最初は舞台俳優であった。いくつかの劇団を渡り歩いた後、1933年に自分の劇団を設立、映画にも出演するようになり、イタリア演劇界でスターとなっていった。
1940年に映画監督としてデビュー。脚本家のチェーザレ・ザヴァッティーニとコンビを組んだ「靴みがき」や「自転車泥棒」などでイタリアのネオ・リアリスモの巨匠とみなされるようになる。1951年の「ミラノの奇蹟」でカンヌ国際映画祭グランプリを受賞した。
[編集] 主な監督作品
- 自転車泥棒 (1948)
- ミラノの奇蹟 (1951)
- ウンベルトD (1951)
- 終着駅 (1953)
- ふたりの女 (1960)
- ボッカチオ'70 (1962)
- ああ結婚 (1964)
- 女と女と女たち (1967)
- ひまわり (1970)
- 旅路 (1974)
[編集] 主な出演作品
- バストで勝負 (1955)
- 殿方ごろし (1955)
- モンテカルロ物語 (1957)
- 武器よさらば (1957)
- 火曜日ならベルギーよ (1969)
- あんなに愛しあったのに (1974)