ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
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ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 (London Philharmonic Orchestra)はイギリスのロンドンに本拠を置くオーケストラで、ロンドンビッグ5と言われるオーケストラのひとつ。英語表記のLondon Philharmonic Orchestraの頭文字をとってLPOと表記される事もある。
1932年、BBC交響楽団の常任就任がかなわなかったトーマス・ビーチャムがBBC響に対抗する意味から設立した。初コンサートは同年10月7日にR.シュトラウス の「英雄の生涯」を中心としたプログラムで行われ、設立当初から当団はロンドン有数のオーケストラという 評価を受ける。
しかし第二次世界大戦勃発後、ビーチャムは楽団運営を放棄、アメリカへ渡りロンドン・フィルは存続の危機に陥る。楽員たちは協議のすえ自主運営団体として再出発を決め、マルコム・サージェントに 協力を求め戦時中の難局を乗り切る。
その後、エイドリアン・ボールト、ジョン・プリッチャード、ベルナルト・ハイティンク、ゲオルグ・ショルティ、クラウス・テンシュテット、フランツ・ウェルザー=メスト等の指揮者が当団の常任指揮者を務め、2000年からはクルト・マズアが常任のポストにある。特にクラウス・テンシュテットとは、マーラーなどの名演奏を残し、一時代を築き上げた。
プリッチャード時代の1964年からグラインドボーン音楽祭への出演がはじまり、毎年当団はオーケストラ・ピットに入ってオペラを演奏している。
当団は映画音楽やポピュラー音楽の演奏に携わる事も多い。映画では『ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間』、『アラビアのロレンス』、『フィラデルフィア』、さらにゲーム音楽ではドラゴンクエストシリーズの交響組曲やゼノサーガシリーズなどのサウンドトラックを担当。ポピュラー音楽ではチック・コリアの『Corea.Concerrto』やナイトウィッシュの『ワンス』、YOSHIKIの『YOSHIKI presents~Eternal Melody』などの演奏を担当している。