ロメオ・ルカス・ガルシア
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フェルナンド・ロメオ・ルカス・ガルシア(Fernando Romeo Lucas García, 1924年7月4日サン・フアン・チャメルコ - 2006年5月27日)は、グアテマラ共和国の軍人・政治家(元大統領、任期1978年7月1日 - 1982年3月23日)。
ルカス・ガルシア将軍は手続き上は民主的に大統領に選ばれたが、その政権時代には社会民主党のフエンテス・モルや元グアテマラ市長のマヌエル・コロム・アルゲタら多くの進歩的な人物が暗殺されるなど抑圧的であった。また1980年1月31日のスペイン大使館占拠事件に際しての虐殺(37人が死亡)の責任も問われていた。最後にはエフライン・リオス・モント将軍のクーデタにより政権を逐われた。
1999年スペイン国家裁判所はリゴベルタ・メンチュウの提起したマヤ系市民への拷問及び虐殺の罪の訴えを受理したが、2005年6月22日ベネスエラ最高裁判所は「証拠が示されていない」として引渡しを拒否し、軟禁を解除した。
ベネズエラへ妻のエルサ・シリグリアーノと亡命し、アルツハイマー病などを患いながら12年間を過ごしプエルト・ラ・クルスで81歳で死去。
[編集] 参照、外部リンク
- "Gen. Romeo Lucas García, 85, Former Guatemalan President, Dies" New York Times, 29 May 2006.
- Guatemala ex-head dies in exile BBC News, 29 May 2006.
- "Murió en Puerto La Cruz ex dictador guatemalteco", Newspaper El Nacional, 29 May 2006, p. A-13.
- グアテマラ大統領
- 1978年 - 1982年
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- 先代:
- キエル・ガルシア
- 次代:
- エフライン・リオス・モント
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