ロベルト・アロマー
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ロベルト・アロマー(Roberto Alomar Velazquez , 1968年2月5日 - )はアメリカ・メジャーリーグで活躍した元野球選手。二塁手。右投両打。プエルトリコ出身。父はサンディ・アロマー・シニア、兄はサンディ・アロマー・ジュニア。
[編集] 来歴
1985年、兄が所属するサンディエゴ・パドレスに入団。1988年4月22日にメジャーデビューし、レギュラーに定着。当時父のシニアもコーチとしてチームに所属しており、9月に兄もメジャー昇格を果たしたことで父子3人揃い踏みとなった。1991年にジョー・カーターとともにトロント・ブルージェイズへ移籍(交換要員はフレッド・マグリフ、トニー・フェルナンデス)。この年から6年連続でゴールドグラブ賞を受賞。1992年、1993年のワールドシリーズ連覇に貢献。1996年から1998年まで在籍したボルチモア・オリオールズではカル・リプケンと、1999年から2001年まで在籍したクリーブランド・インディアンスでは遊撃手オマー・ビスケルと鉄壁の二遊間を組み、華麗なプレーでファンを魅了した。
その後メッツ、ホワイトソックス、ダイヤモンドバックスなどでプレーするが、明らかに衰えが見え始め、移籍を繰り返すようになる。そして2005年にデビルレイズと契約するも、キャンプ中の3月に引退。
通算安打は2724本、ゴールドグラブ賞は二塁手として歴代最多の10度受賞と、攻守に素晴らしい実績を残し、史上最高の二塁手と言われ、資格取得1年目での殿堂入りは確実と見られている。
[編集] 受賞歴・記録
- オールスター12回出場 (1989年~2000年)
- ゴールドグラブ賞10回 (1991年~1996年、1998年~2001年)
- シルバースラッガー賞4回 (1992年、1996年、1999年、2000年)