ロバート・グラブス
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ロバート・グラブス(Robert H. Grubbs, 1942年2月27日 – )はアメリカの化学者。ケンタッキー州のカルヴァート・シティに生まれる。
ゲインズビルのフロリダ大学を卒業後、1968年にニューヨークのコロンビア大学のロナルド・ブレスローの元で博士号を得た。スタンフォード大学のジェームス・コールマンの下で1年働いた後、ミシガン州立大学に移った。1978年にカリフォルニア工科大学に移り、2005年現在、化学科の教授である。
主に有機金属触媒を研究対象としており、オレフィンメタセシスに用いられるグラブス触媒の開発が業績として著名である。他にもリビング重合の研究でも業績をあげている。
1989年にアメリカ科学アカデミーの会員、1994年にアメリカ芸術科学アカデミーのフェローに選ばれた。また学会などから多数の賞を受賞している。2005年にはオレフィンメタセシスの研究業績によりイヴ・ショーヴァン、リチャード・シュロックとともにノーベル化学賞を受賞した。
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