ロシア対外情報庁
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ロシア対外情報庁(―たいがいじょうほうちょう、Служба внешней разведки;略称СВР;エスヴェーエル)は、ロシア連邦の諜報機関である。旧ソ連のKGBで対外諜報を担当していた第一総局の後継機関である。本部は、モスクワ南部のヤセネヴォに位置する。
CIS諸国とは相互に諜報活動を行わない協定を締結している。このため、CIS諸国における諜報活動には、連邦保安庁 (FSB) が従事している。
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[編集] 歴史
1991年12月4日、ソ連KGBの分割に関する法律が採択され、KGBの第一総局は、ソ連中央情報庁として独立した。
1991年12月18日、大統領令により、ソ連中央情報庁に基づき、対外情報庁が設立された。
[編集] 歴代長官
- エフゲニー・プリマコフ Евгений Примаков (1991年12月~1996年1月)
- ヴャチェスラフ・トルブニコフ Вячеслав Трубников (1996年1月~2000年5月)
- セルゲイ・レベジェフ Сергей Лебедев (2000年5月~)
[編集] 組織
中央機構。
- 分析・情報局
- 対外防諜局
- 経済情報部
- 科学技術情報局
- 作戦技術局
- 情報学局
- 作戦課(複数)
- 運用・保障部署(複数)
世界各国のロシア大使館には、支局が存在する。
教育施設としては、SVRアカデミーが存在する。
[編集] 外部リンク
- ロシア連邦対外情報庁公式サイト(ロシア語)