ロカビリー
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ロカビリー(rockabilly)は、1950年代に誕生した音楽。RABなどと略記する場合もある。
黒人音楽のロックンロールと白人音楽のヒルビリーが融合して生まれた。1950年代当時のロカビリーをピュアロカビリー(Pure Rockabilly)と呼ぶ。そして70年代のパンクなど他のジャンルに影響を受けて80年代に登場した新生ロカビリーをネオロカビリー(Neo Rockabilly)と呼ぶ。
ロカビリー=リーゼントのイメージが強い為、日本ではかなり多くの誤解を受けている。 その最たるものは横浜銀蝿やキャロルの音楽をロカビリーだと思っている人がいることである。他にも、"ロカビリアンはツイストを踊るものだ"という半ば常識的に思われていることも間違いである。
ロカビリアンが踊るのはバップやジャイブなどであって、ラジカセを囲んで歩行者天国でツイストを踊るのは"原宿ロックンローラー"(通称:ローラー)である。原宿ロックンローラーチーム名としてブラックシャドー・ボンバージャック・ダイヤモンズ・バースデーなどが有名である。
80年代初め竹の子族と共に原宿の歩行者天国を賑わせた。2005年、湯川れい子・小野ヤスシ・高田文夫らにより「全日本ロカビリー普及委員会」が発足。その会長に日本を代表するロカビリーシンガーのビリー諸川氏が就任した。
[編集] 特徴
歌い方はしゃっくりするように語尾をしゃくりあげるヒーカップ唱法、どもるように口ごもって発音するマンブリング唱法、従来からのカントリー系の歌唱方法であるホンキートンク唱法、また器楽の特徴ではロカビリー、ブルー・グラス、ヒルビリー特有のウッド・ベース奏法であるスラップ奏法やカントリー~ロカビリーのギター奏法であるギャロッピング奏法が用いられることが多い。 エレキギターはグレッチ(エルヴィス・プレスリー)かギブソン社のフルアコギターで、ベースはウッドベースを使用するイメージが強い。 もちろんホロー・ボディーのギター以外にもカントリー用として開発されたテレキャスターを忘れてはいけない。バートンやポール・バリソンらが愛用している。
[編集] 代表的なアーティスト
- (ピュア)ロカビリー
- ジョニー・バーネット・トリオ、カール・パーキンス、エルヴィス・プレスリー、ジーン・ヴィンセント、エディ・コクラン、バディ・ホリー等。
ただ厳密に言うとロカビリーをアーティストで区分するにはちょっと無理がある。やはり曲で区分したほうが自然だ。バーネットにしろエルヴィス、ヴィンセント、コクランらはロカビリーだけでなくティーン・ポップ系の曲も歌っているしね。
- ネオロカビリー
[編集] 派生ジャンル
- サイコビリー(Psychobilly)
ロカビリーとパンク、ガレージ、ホラーロック等のジャンルとのミクスチャー音楽の総称。 【代表アーティスト】 メテオス、グアナ・バッツ、クリンゴンズ、タイガーアーミー、バトルオブニンジャマンズ等。