ルイス・スウィフト
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ルイス・スイフト(Lewis A. Swift, 1820年2月29日 – 1913年1月5日)は、アメリカ合衆国の天文学者。
多くの彗星を発見した。周期彗星の11P/Tempel-Swift-LINEAR、 64P/Swift-Gehrels、 109P/Swift-Tuttle を含む他、 C/1877 G2、 C/1878 N1、 C/1879 M1、 C/1881 J1、 C/1881 W1、 C/1892 E1、D/1895 Q1、 C/1896 G1 、 C/1899 E1、 C/1883 D1 (Brooks-Swift)を発見した。息子のエドワード・スイフトも54P/de Vico-Swift-NEATを発見している。その他に数百の星雲を発見した。
1878年に水星軌道の内側にあるとされた惑星(いわゆる「バルカン」)を発見したと発表して話題になったが、まちがったことがわかった。
ロチェスターの製薬会社のオーナー、ハルバート・ウォーナーの後援を受け、1884年からウォーナー天文台の所長となった。1893年の恐慌でウォーナーが破産すると、カリフォルニアに移り、ローウィ天文台の所長となった。
最後に彗星を発見したの76歳の時である。スイフトは93歳まで生きて1835年と1910年のハレー彗星の2回の出現を見たことになった。
1897年に観測天文学に功績に対して贈られるジャクソン=グウィルト・メダル(Jackson-Gwilt Medal)を王立天文学会から受賞した。小惑星(5035)Swiftは彼の功績を称えて命名された。
カテゴリ: アメリカ合衆国の天文学者 | 1820年生 | 1913年没