ルイス・アンド・クラーク級貨物弾薬補給艦
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ルイス・アンド・クラーク級貨物弾薬補給艦(ルイス・アンド・クラークきゅうかもつだんやくほきゅうかん Lewis and Clark class)は2006年時点におけるアメリカ海軍の最新の補給艦である。級名はウィリアム・クラークとメリウェザー・ルイスが率いたルイス・クラーク探検隊に由来する。
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[編集] 概要
アメリカ海軍は、マーズ級戦闘給糧艦およびシリアス級戦闘給糧艦によって食料・補修部品・その他の生活物資の補給を、キラウエア級給兵艦によって武器・弾薬の補給を行っていた。これをこれらの艦種を統合し、食料・補修部品・生活物資・武器・弾薬の補給を行うのが本級である。限定的に燃料の補給も考慮されている。1番艦は2006年に就役した。11から12隻を整備予定。
排水量が4万トンの大型艦であり、大型の箱型艦上構造物が艦の後部にある。ヘリポートが艦尾にあり、2機のヘリコプターを搭載している。これによりヴァートレップ(ヘリコプターによる補給)を行うことができる。機関は電気推進であり、ディーゼル発電機を装備している。
アメリカ海軍は本級とヘンリー・J・カイザー級給油艦により、洋上補給の多くを賄う意向である。
[編集] 要目
- 満載排水量:40,298t
- ペイロード:22,000立方メートル(約6,000トン) 他に補給用燃料18,000バレル
- 全長:210m
- 全幅:32.2m
- 喫水:9.1m
- 速力:20ノット
- 機関:ディーゼル・電気推進(1軸)
- 乗員:民間人含む180名
- 武装:なし
- 搭載機:ヘリコプター2機
[編集] 各艦
- ルイス・アンド・クラーク Lewis and Clark (T-AKE-1) 2006年就役
- サカガウェア Sacagawea (T-AKE-2) 建造中
- アラン・シェパード Alan Shepard (T-AKE-3) 建造中
- リチャード・E・バード Richard E. Byrd (T-AKE-4) 建造中
- ロバート・E・ピアリー (T-AKE-5) 建造中
- 名称未定 (T-AKE-6) 建造中
- 名称未定 (T-AKE-7) 建造中
- 名称未定 (T-AKE-8) 建造中
以下 建造予定