リック・スプリングフィールド
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リック・スプリングフィールド(Rick Springfield、本名Richard Lewis Springthorpe、1949年8月23日-)はオーストラリア出身のミュージシャン、俳優。
[編集] 略歴
シドニー出身。高校中退後バンド活動を始める。1969年にズートというバンドを結成し、当地で人気となった。バンドを解散した翌年の1972年に渡米。早速全米デビューするものの、売り出し方の問題からレコード会社を移籍、次のレコード会社では売れずに契約を切られ、その次はレコード会社が倒産するという不遇の時が続いた。
その後ルックスのよさを買われて俳優業に転身、1981年から昼メロドラマ「ジェネラル・ホスピタル」に出演し、人気者となる。同年に再び再開した音楽業では「ジェシーズ・ガール」を大ヒットさせ、グラミー賞の最優秀男性ロックボーカル賞も受賞した。
1980年代前半は日本でも多くのファンを獲得した。1988年以降はしばらく音楽制作から遠ざかったが、1997年から活動を再開している。
翌年、98年には待望のソロアルバム、「Karma」の日本発売、翌年99年には全米発売。と同時に米ツアーを行う。そのツアーを録音した初のライブアルバム、「Rick Springfield Alive」を2001年1月にリリースし、ライブの魅力をあます所なく聞かせてくれる。
同じく2001年1月、ラスベガスMGMグランドの超特殊効果ミュージカルショウ「EFXAliv」の主役を演じ、ショウのために新たに「Rythom of the Beat]、「Forever]の2曲が書き下ろされた。そして、「EFX Alive」は、2002年大晦日を持って大好評のまま幕を閉じる。
その後もツアーを続け、2004年2月には、待望のHardでRawなサウンドのオリジナル・スタジオ録音アルバム、「Shock/Denial/Anger/Acceptance」を自身のレコードレーベルGomer Recordsよりリリース。
そして2005年7月には、初のカバーアルバム、「The Day After Yesterday」をリリース。また、ボーナストラックを含んだ日本盤が同年11月に発売。
そしてついに切望された12年ぶりの再来日公演が2005年12月13日と14日の両日日本青年館大ホールで行われ会場の観客をエネルギッシュなパフォーマンスと数々のヒット曲で魅了した。またコンサート中は写真撮影許可という、おそらく前例のない嬉しいプレゼント付き。
2005年12月、ABCの長期ドラマ「General Hospotal」に実に23年ぶりに当時と同じDr. Noah Drakeとして再登場。当初は、息子である外科医、Dr. Patric Drakeを紹介するとのストーリーラインで4話のみの出演予定だったが、反響の大きさと演技の好評さのため出演延長。
2006年11月には、来日公演時の「The Day After Yesterday」ツアーからの楽曲と前アルバム「Shock/Denial/Anger/Acceptance」からの楽曲、並びに過去のヒット曲を含む、2005年2月イリノイ州ロックフォードで行われたコンサートからのライブ「Live in Rockford」DVDが発売。