リカルド・ロペス

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リカルド・ロペス

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基本情報
本名	リカルド・ロペス・ナバ
あだ名	El Finito
階級	ミニマム級
国籍	メキシコ
誕生日	1967年7月25日
出身地	メキシコ モレロス州 クエルナバカ市
命日
死地
スタイル	オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数	51
勝ち	50
KO勝ち	37
敗け	0
引き分け	1
無効試合	0

リカルド・ロペス・ナバ（Ricardo "El Finito" Lopez Nava、1967年7月25日 - ）は、「小さな巨人」「エル・フィニート（素晴らしい）」などの異名を持つミニマム級屈指の世界王者。

精密機械と形容されるほど正確無比で冷静で尚且つ基本に忠実なボクシングスタイルに攻略法は皆無。そのボクシングは芸術的であり、ほぼ完璧である。さらに、素質に溺れる性格でもなく、普段の練習態度も非常に真面目で常日頃から努力を怠らない。それ故、"ボクサーの鑑"という声も少なくない。

特に相手を一瞬とはいえ浮かせることの出来る左アッパーが素晴らしく、14回目の防衛戦のビラモアを倒した左アッパーはファンの間では伝説といっていいほど語り草になっている。

目次 1 来歴 2 獲得タイトル 3 戦績 4 関連記事 5 外部リンク

[編集] 来歴

1985年1月、プロデビュー。

デビューから連戦連勝を重ね、1990年10月25日、後楽園ホールで世界初挑戦。WBC世界ミニマム級王者大橋秀行に挑み、5回TKO勝ち。無敗での世界王座奪取に成功する。

翌1991年5月、初防衛戦を行うため、再び来日。平野公夫を8回TKOで退ける。

1992年10月には王座獲得を果たした後楽園ホールに再登場。台湾出身のロッキー・リンを2回KOに降し、5度目の防衛に成功。

その後も防衛回数を伸ばし続け、1997年8月23日、WBO王者アレックス・サンチェス（プエルトリコ）と統一戦を行い、5回TKO勝ち。WBC王座の防衛回数を"20"の大台に乗せると同時に、WBO王座獲得に成功した。その後、WBO王座は返上。

続く1998年3月に行われた21度目の防衛戦はWBA王者ロセンド・アルバレス（ニカラグア）との王座統一戦であった。前評判ではロペスが圧倒的に有利であったが、いざ試合が始まってみると、2回にロペスがまさかのダウン。そして、7回には偶然のバッティングでまぶたをカットし、大量出血。試合を止められてしまった。規定により負傷判定が適用され、結果は引き分け。王座防衛には成功したものの、完璧なレコードに傷をつけることになってしまった。

同年11月13日、アルバレスと再戦。傷だらけになりながらも12回判定勝ちを収め、WBC王座22度目の防衛に成功。同時にWBA王座獲得も果たす。

1999年10月2日、ライトフライ級での世界挑戦。IBF世界同級王者ウィル・グリグスビー（米国）に挑み、12回判定勝ち。2階級制覇を達成する。

2001年9月、ゾラニ・ペテロ（南アフリカ）に8回TKO勝ちし、2度目の防衛に成功したのを最後に引退。

1つの引き分けこそあったものの、アマ・プロ通じ、敗戦をただの1度も経験することなくリングを去った。

[編集] 獲得タイトル

• IBF世界ライトフライ級
• WBC世界ミニマム級
• WBA世界ミニマム級
• WBO世界ミニマム級

[編集] 戦績

• アマチュアボクシング:40戦40勝28KO
• プロボクシング:51戦50勝37KO1分。

戦目	日付	勝敗	時間	内容	対戦相手	国籍	備考
1	1985年01月18日	勝	3R KO	ロヘリオ・エルナンデス	メキシコ	プロデビュー戦	{{{8}}}
2	1985年02月06日	勝	2R KO	アントニオ・アルシニエハ	メキシコ	-	{{{8}}}
3	1985年02月18日	勝	2R KO	セバスティアン・レイジェス	メキシコ	-	{{{8}}}
4	1985年03月08日	勝	3R KO	ハビエル・ドミンゲス	メキシコ	-	{{{8}}}
5	1985年06月27日	勝	2R KO	マヌエル・マルチネス	メキシコ	-	{{{8}}}
6	1985年08月02日	勝	5R TKO	ナルシソ・パンチ	メキシコ	-	{{{8}}}
7	1986年03月24日	勝	1R KO	レイジェス・メンデス	メキシコ	-	{{{8}}}
8	1986年05月01日	勝	1R KO	サンチャゴ・メンデス	メキシコ	-	{{{8}}}
9	1986年07月28日	勝	8R 判定	エルミニオ・ラミレス	メキシコ	-	{{{8}}}
10	1986年10月06日	勝	2R KO	ホルヘ・フローレス	メキシコ	-	{{{8}}}
11	1986年12月08日	勝	10R 判定	エルミニオ・ラミレス	メキシコ	-	{{{8}}}
12	1987年04月18日	勝	10R 判定	アルフォンソ・リベラ	メキシコ	-	{{{8}}}
13	1987年07月31日	勝	1R TKO	アレックス・モラド	メキシコ	-	{{{8}}}
14	1987年08月15日	勝	10R 判定	ハビエル・アロンゾ	メキシコ	-	{{{8}}}
15	1988年07月30日	勝	1R KO	フェルミン・リベロ	メキシコ	-	{{{8}}}
16	1988年08月27日	勝	5R TKO	エバリスト・モラレス	メキシコ	-	{{{8}}}
17	1988年11月12日	勝	10R 判定	イスマエル・ベニテス	メキシコ	-	{{{8}}}
18	1989年01月27日	勝	5R TKO	バルド・ゴンザレス	メキシコ	-	{{{8}}}
19	1989年05月06日	勝	10R 判定	ハビエル・スアレス	メキシコ	-	{{{8}}}
20	1989年05月30日	勝	8R KO	ホルヘ・トーレス	メキシコ	-	{{{8}}}
21	1989年07月08日	勝	2R KO	アベル・アンドレス	メキシコ	-	{{{8}}}
22	1989年08月04日	勝	5R KO	レイムンド・メンドサ	メキシコ	-	{{{8}}}
23	1989年08月26日	勝	7R TKO	ホセ・ルイス・セペダ	メキシコ	-	{{{8}}}
24	1989年11月07日	勝	12R TKO	レイ・エルナンデス	メキシコ	WBC・WBCストロー級王座挑戦権獲得	{{{8}}}
25	1990年03月15日	勝	8R TKO	ホルヘ・リベラ	メキシコ	-	{{{8}}}
26	1990年06月29日	勝	10R 判定	フランシスコ・モンティエル	メキシコ	-	{{{8}}}
27	1990年10月25日	勝	5R KO	大橋秀行	ヨネクラ	WBC世界ストロー級王座獲得	{{{8}}}
28	1991年05月19日	勝	8R TKO	平野公夫	ワタナベ	WBC世界ストロー級王座防衛1	{{{8}}}
29	1991年12月22日	勝	12R 判定	李敬渕	韓国	WBC世界ストロー級王座防衛2	{{{8}}}
30	1992年03月16日	勝	12R 判定	プリティ・ボーイ・ルーカス	フィリピン	WBC世界ストロー級王座防衛3	{{{8}}}
31	1992年08月22日	勝	5R KO	シンプラサート・キティカセム	タイ	WBC世界ストロー級王座防衛4	{{{8}}}
32	1992年10月11日	勝	2R KO	ロッキー・リン	ロッキー	WBC世界ストロー級王座防衛5	{{{8}}}
33	1993年01月31日	勝	9R TKO	呉光洙	韓国	WBC世界ストロー級王座防衛6	{{{8}}}
34	1993年07月03日	勝	2R TKO	サマン・ソーチャトロン	タイ	WBC世界ストロー級王座防衛7	{{{8}}}
35	1993年09月19日	勝	11R TKO	トートー・ポー・ポンサワン	タイ	WBC世界ストロー級王座防衛8	{{{8}}}
36	1993年12月18日	勝	11R KO	マニー・メルチョル	フィリピン	WBC世界ストロー級王座防衛9	{{{8}}}
37	1994年05月07日	勝	12R 判定	ケルミン・グアルディア	コロンビア	WBC世界ストロー級王座防衛10	{{{8}}}
38	1994年09月17日	勝	1R TKO	ヨドシン・センガーモロコット	タイ	WBC世界ストロー級王座防衛11	{{{8}}}
39	1994年11月12日	勝	8R TKO	ハビエル・バルゲス	メキシコ	WBC世界ストロー級王座防衛12	{{{8}}}
40	1994年12月10日	勝	1R TKO	ヤミール・カラバリョ	コロンビア	WBC世界ストロー級王座防衛13	{{{8}}}
41	1995年04月01日	勝	12R KO	タバナス大塚	フィリピン	WBC世界ストロー級王座防衛14	{{{8}}}
42	1996年03月16日	勝	8R KO	アラ・ビラモア木村	フィリピン	WBC世界ストロー級王座防衛15	{{{8}}}
43	1996年06月29日	勝	3R TKO	キティチャイ・ブリーチャ	タイ	WBC世界ストロー級王座防衛16	{{{8}}}
44	1996年11月09日	勝	6R TKO	モーガン・ニドゥモ	南ア	WBC世界ストロー級王座防衛17	{{{8}}}
45	1996年12月07日	勝	1R KO	朴明燮	韓国	WBC世界ストロー級王座防衛18	{{{8}}}
46	1997年03月29日	勝	12R 判定	モンコン・LGジム	タイ	WBC世界ストロー級王座防衛19	{{{8}}}
47	1997年08月23日	勝	5R TKO	アレックス・サンチェス	プエルトリコ	WBC世界ストロー級王座防衛20 WBO世界ストロー級王座獲得/返上	{{{8}}}
48	1998年03月07日	引	7R 負傷引分	ロセンド・アルバレス	ニカラグア	WBC世界ストロー級王座防衛21	{{{8}}}
49	1998年11月13日	勝	12R 判定	ロセンド・アルバレス	ニカラグア	WBC世界ストロー級王座防衛22 WBA世界Lフライ級王座獲得/返上 WBC世界ストロー級王座剥奪（1999年9月29）	{{{8}}}
50	1999年10月02日	勝	12R 判定	ウィル・グリッグスビー	米国	IBF世界Lフライ級王座獲得	{{{8}}}
51	2000年12月02日	勝	3R TKO	ラタナポン・ダッチボーイジム	タイ	IBF世界Lフライ級王座防衛1	{{{8}}}
52	2001年09月29日	勝	8R KO	ゾラニ・ペテロ	南ア	IBF世界Ｌフライ級王座防衛2 IBF世界Lフライ級王座返上（2002年）	{{{8}}}

[編集] 関連記事

• 男子ボクサー一覧
• 世界ボクシング評議会世界王者一覧
• 世界ボクシング協会世界王者一覧

[編集] 外部リンク

前王者 アレックス・サンチェス

第4代WBO世界ミニマム級王者 1997年8月23日 - 1997年

次王者 エリック・ハミリ

前王者 ロセンド・アルバレス

第7代WBA世界ミニマム級王者 1998年11月13日 - 1998年

次王者 ソンクラーム・ポーパオイン

前王者 ウィル・グリッグスビー

第12代IBF世界ライトフライ級王者 1999年10月2日 - 2002年（返上）

次王者 ホセ・ビクトル・ブルゴス

前王者 大橋秀行

第5代WBC世界ミニマム級王者 1990年10月25日 - 1999年9月29日（剥奪）

次王者 ロセンド・アルバレス