メコン川
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メコン川はチベット高原に源流を発し、中国雲南省を通り、ミャンマー・ラオス国境線、タイ・ラオス国境線、カンボジアを通じて、ベトナムに抜ける大河。典型的な国際河川の一つ。英語でMekong River、中国語で瀾滄江 (Láncāngjiāng)、タイ語でแม่น้ำโขง。
メコンの語はタイ語に由来する。メ(正しくはメー)はメーナーム(川)の短縮語、コン(正しくはコーン)はワニを意味する。ワニ川にまた川をつけるのは不自然とする立場から、メコンとのみ称することもある。
雨期には水量が増し、流れが速いため、船の運航は非常に難しい。乾期には水量は減るが、浅瀬が増えるため船舶の運航が難しくなる。流域諸国が集まって協議し、メコンの土砂を除去して貿易路に使うとの案が出されたが、すぐに土砂が堆積するため、この計画は頓挫した。なお、タイ・ラオス・ミャンマー・カンボジア・ベトナムの本流・支流周辺では、日用品の取引などの小規模な貿易が行われている。
[編集] 生物
メコン川流域の固有種として、メコンオオナマズが生息している。