ミツオシエ科 (Sibley)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
ミツオシエ科 Indicatoridaeは、鳥類の分類名のひとつ。
アフリカと南アジアに生息する体長10から10cmの鳥。足が対趾であるためキツツキ類と同じグループに分類されるが、生態はキツツキ類とは全く異なる。
ハチの巣の蜜を好んで食べるが、自分の力では蜂の巣から蜜を得ることができないため、野生動物（アナグマ等）や人間を利用する。その利用方法は蜂の巣をみつけると、その周りで独特の動作をしたり鳴き声を上げたりして動物や人間にそこに蜂の巣があることを知らせる。そしてアナグマ等が蜂の巣を取り出して食事が終わった頃に、そのおこぼれを頂戴するのである。 この非常に変わった生態は、英語名のHoneyguideや和名のミツオシエの由来となっている。
また、このグループの鳥にはカッコウ類のように托卵をおこなうものがいる。
目次 |
[編集] Sibley分類体系上の位置
[編集] 下位分類
[編集] Indicator
- Indicator maculatus, w:Spotted Honeyguide, シロボシミツオシエ
- Indicator variegatus, w:Scaly-throated Honeyguide, ウロコミツオシエ
- Indicator indicator, w:Greater Honeyguide, ノドグロミツオシエ
- Indicator archipelagicus, w:Malaysian Honeyguide, マレーミツオシエ
- Indicator minor, w:Lesser Honeyguide, コミツオシエ
- Indicator conirostris, w:Thick-billed Honeyguide, ハシブトミツオシエ
- Indicator willcocksi, w:Willcocks's Honeyguide, ニシマメミツオシエ
- Indicator exilis, w:Least Honeyguide, マメミツオシエ
- Indicator pumilio, w:Dwarf Honeyguide, コビトミツオシエ
- Indicator meliphilus, w:Pallid Honeyguide, ヒガシマメミツオシエ
- Indicator xanthonotus, w:Yellow-rumped Honeyguide, インドミツオシエ
[編集] Melichneutes
- Melichneutes robustus, w:Lyre-tailed Honeyguide, タテゴトミツオシエ
[編集] Melignomon
- Melignomon eisentrauti, w:Yellow-footed Honeyguide, キアシミツオシエ
- Melignomon zenkeri, w:Zenker's Honeyguide, コバシミツオシエ
[編集] Prodotiscus
- Prodotiscus insignis, w:Cassin's Honeyguide, ニシオリーブヒメミツオシエ
- Prodotiscus zambesiae, w:Green-backed Honeyguide, ヒガシオリーブヒメミツオシエ
- Prodotiscus regulus, w:Wahlberg's Honeyguide, ヒメミツオシエ
