マリアンヌ
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マリアンヌ (Marianne) は、フランス共和国を象徴する女性像、もしくはフランス共和国の擬人化されたイメージである。自由の女神として知られる。フランス革命の際にサン・キュロットの象徴とされたフリジア帽と呼ばれる3角帽をかぶっている。フランスのユーロ硬貨、切手、国璽などに描かれたり、庁舎などの公的施設にその彫像が設置されるなどして、共和制及び自由の象徴として国民に親しまれている。
[編集] フランスの国章
国際連合加盟191カ国の中で、正式な国章を有しないのは、フランスと日本だけであるが、フランスではマリアンヌの肖像がこれに準ずるものとして位置づけられており、1999年から、フランス政府はマリアンヌと三色旗をデザインしたロゴマークを、政府公報などに使用している。
なお、マリアンヌのほかに雄鶏をフランスの象徴とすることもある。世界の黎明を告げる啓蒙主義の伝統を具象化したものである。