マッシミリアーノ・ビアッジ
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マッシミリアーノ・ビアッジ(Massimiliano Biaggi, 1971年6月26日 - )はイタリアローマ出身のモーターサイクル・ロードレーサー。1994年~1997年までロードレース世界選手権250ccクラスを4連覇。2001年以後のエントリーネームはマックス・ビアッジ(Max Biaggi)。
250cc連覇時代はアプリリアのワークスマシンに乗っているから速いとも言われたが、ホンダに移籍後もチャンピオンを獲得した。日本では原田哲也の敵役であった事もありアンチファンも多く、実際不仲だとも言われるが、その原田の引退を聞いた時は涙を流し、最終戦後に行われた原田の引退記念パーティにひょっこり姿を現し原田に感謝の意を述べた。実際は気さく且つ義理堅いところもあり、日本に来た際には故・加藤大治郎の家族を気にかけている。30代になって尖った部分がだいぶ丸くなった実は良い人。ただし本能的で自信家なのは事実でもある。2005年限りでモトGPでのシートを失い、ローマの皇帝が最高峰に帰って来る事を望むファンも多い。
2006年9月、翌年(2007年)からのスーパーバイク世界選手権参戦契約をスズキ・アルスターチームと結んだと発表。
[編集] 主な戦績
- 2005年 - ロードレース世界選手権MotoGPランキング5位(ホンダ - レプソル・ホンダチーム)
- 2004年 - ロードレース世界選手権MotoGPランキング3位(ホンダ - キャメル・プラマック・ポンス)
- 2003年 - ロードレース世界選手権MotoGPランキング3位(ホンダ - キャメル・プラマック・ポンス)
- 2002年 - ロードレース世界選手権MotoGPランキング2位(ヤマハ - マルボロ・ヤマハチーム)
- 2001年 - ロードレース世界選手権500ccランキング2位(ヤマハ - マルボロ・ヤマハチーム)
- 2000年 - ロードレース世界選手権500ccランキング3位(ヤマハ - マルボロ・ヤマハチーム)
- 1999年 - ロードレース世界選手権500ccランキング4位(ヤマハ - マルボロ・ヤマハチーム)
- 1998年 - ロードレース世界選手権500ccランキング2位(ホンダ - マルボロ・チームカネモトホンダ)
- 1997年 - ロードレース世界選手権250ccランキング1位(ホンダ - マルボロ・チームカネモト)
- 1996年 - ロードレース世界選手権250ccランキング1位(アプリリア - チェスターフィールド・アプリリアチーム)
- 1995年 - ロードレース世界選手権250ccランキング1位(アプリリア - チェスターフィールド・アプリリアチーム)
- 1994年 - ロードレース世界選手権250ccランキング1位(アプリリア - チェスターフィールド・アプリリアチーム)
- 1993年 - ロードレース世界選手権250ccランキング4位(ホンダ - ロスマンズ・カネモトホンダ)
- 1992年 - ロードレース世界選手権250ccランキング5位(アプリリア - Telkor ヴァレッシレーシング)
- 1991年 - ロードレースヨーロッパ選手権250ccランキング1位(アプリリア)
- ロードレース世界選手権250ccランキング27位(アプリリア)
- 1990年 - スポーツプロダクション・イタリア国内選手権125ccランキング1位
- 1989年 - スポーツプロダクション・イタリア国内選手権125cc