ポチる
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ポチるとは、ごく一部のインターネット利用者の中で使われる動詞である。
一般的には、ウェブページとして運営されている通信販売などを利用して、商品の購入を確定する行為を言う。
語源は、タイムボカンシリーズの『ヤッターマン』で悪役だった、「ブツクサ・ボヤッキー」がゾロメカと称される対抗兵器を出す際に「ポチっとな!」という掛け声と共に排出専用のボタンを押下するところから来ているものとされている。この行為は商品の購入を確定する際のボタンを押す瞬間を如実に表しているところであり、アニメ劇中では、正義の味方を倒すための兵器としながらも、何の役にも立たないような低性能兵器が飛び出すという滑稽さを有しており、この言葉で表現する商品購入の行為表現には、なんとも軽やかな表現とも思える愛らしさを感じる。
購入行為の表現として、この言葉を利用した場合でも、商品自体が役に立たないモノを表していないことに注意してもらいたい。
まだ一部の人にしか認知されていない表現であるため、しばしば何かの方言かと勘違いされるケースもあるため、スムースな意思の疎通には適さない面も併せ持っている。
[編集] 活用
「ポチる」は五段活用動詞で、以下のように様々な活用が可能な表現である。
- ポチった。
- ポチられた。
- ポチりました。
まれに、
- ポッチりしました。
などとポとチの間に「ッ」を挿入し飛躍的な活用をするケースもある。
[編集] 活用例
- 「どこどこのウェブサイトではまだ在庫があるから、買う意思があるなら、ポチるといいよ。」
- 「あー、散々迷った挙句、ポチったよ」