ホセ・マシーアス
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ホセ・マシーアス(José Macías、英Jose Macias、1972年1月25日 - )は平成期のプロ野球の元・北海道日本ハムファイターズの内野手。スイッチヒッター。パナマ出身。身長173センチ体重85キロ。チームメイトからは「ホセ」と呼ばれていた。
[編集] 略歴
パナマ出身。テクノロジコ高校(日本の工業高校)で学び自動車整備工を経て渡米、メジャー3球団でプレーした苦労人。デトロイト・タイガース、エクスポズ、シカゴ・カブスを経て、2006年のシーズンから北海道日本ハムファイターズでプレー。日本でプレーする外国人としては珍しく、小技と足を活かした「小兵」タイプの選手であるが、パワーもそれなりにある。ヒルマン監督が重視しているスイッチヒッターで、内野だけでなく外野も守れるユーティリティープレイヤー。笑顔の絶えないとても陽気な性格でチームのムードメーカーでもある。ファンサービスへの意欲も旺盛でイベントなどでは率先して盛り上げ役となっている。開幕直後は1番だったが、2番に入っていた森本稀哲が調子を上げてきたため、森本の代わりに2番に入った。2番も田中賢介の急成長があり、シーズン中盤以降は下位打線を固めることが増えた。
長いメジャー経験を経てからの来日は、近年の助っ人外国人のトレンドではない。選手としては晩年期に差し掛かっているのか成績も目立たないが、引っ張り方向の打球は球足の速さと飛距離を秘め、時折みせるガッツあふれるプレーと闘争心でチームを引っ張る。2006年シーズンの福岡ソフトバンクホークスとの最終戦では、レギュラーシーズン1位を決定付ける左翼線適時二塁打を放つ。また、福岡ソフトバンクホークスとのプレーオフ初戦においては三塁手として出場し、山崎勝己の小フライとなった送りバントをダイビングキャッチし勝利に貢献した。
2006年のレギュラーシーズン1位通過、リーグ制覇、日本一のそれぞれの合同記者会見では回答者が変わる毎に背後に忍びよりサングラスをして腕組みをして積極的にカメラに写っていたが、10月29日に戦力外通告を受け、退団。
[編集] 背番号
- 9(2006年)
[編集] 通算成績
- メジャー 659試合 打率.256(1646打数 422安打)26本塁打 173打点 43盗塁