ホオリ
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ホオリ(火遠理命)は、日本神話に登場する神。別名 天津日高日子穂穂手見命(あまつひこひこほほでみ)、日子穂穂手見命(ひこほほでみ)、虚空津日高(そらつひこ)。山幸彦と海幸彦の説話に登場し、一般には山幸彦(山佐知毘古、やまさちひこ)の名で知られる。
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[編集] 神話での記述
ニニギとコノハナノサクヤビメとの間の子。ニニギに国津神の子ではないかと疑われ、コノハナノサクヤビメがその疑いを晴らすために火中で生んだ三神の末子で、火が消えた時に生まれたのでホオリ(ホヲリ)と名附けたとする。兄にホデリ(海幸彦)、ホスセリがいる。
この間の説話は、山幸彦と海幸彦を参照のこと。
海神の娘のトヨタマビメを妻とし、ウガヤフキアエズ(カムヤマトイワレヒコ(神武天皇)の父)を生んだ。高千穂の山の西にある高千穂宮で580年過ごして亡くなった。
[編集] 解説
名前の「ホ」は、神話では火の意味としているが、本来は稲穂のことと考えられる。「おり(をり)」は、折れるほどにたわむことである。別名の「天津日高」は天津神、「日子」は男性(彦)のことで、「穂穂手見」は穂が沢山出て実るの意と考えられる。また、火が消えた時に生まれた子であるので、農業には大切な水との関連もあることになる。
ニニギ・ホオリ・ウガヤフキアエズの三代は「日向三代」と呼ばれる。
[編集] 信仰
稲穂の神、穀物の神として信仰されており、鹿児島神宮(鹿児島県霧島市)、若狭彦神社上社(福井県小浜市)などに祀られている。父母のニニギとコノハナノサクヤビメ、妻のトヨタマビメと一緒に祀られていることが多い。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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