ヘッドバッド
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ヘッドバッドはケンカや格闘技の技。相手に対して頭突きを見舞う。 プロレスやボクシングをはじめ、スポーツ競技では正式に使用が認められる場合は少ない。
ヘッドバッドの歴史と進化
ほ乳類の身体において、頭部は特に堅い部位である。それは脳を保護する為に必要であるために遺伝子的な選択が長年かけて行われてきた結果によるものである。 大事だからこそ堅くなっている頭部をあえて攻撃の武器に使うという行為は、ヒト以前の生物が本能的に編み出したものであろうという説が定説である。 拳以上の堅さを誇る頭部による攻撃は非常に有効であり、四足歩行の生物の中には有効な攻撃手段をこれしか持たないものも多い。 ただし理性を持つようになったヒトは、自らの頭部が弱点でもあるという事を認識している為、この攻撃方法をあまり好まない。 スポーツや格闘技でヘッドバッドが禁じ手とされているのも、危険性が理由である。 その為、そういったルールを無視してヘッドバッドを行う人間は、よっぽど感情が高ぶっているのだという事が自ずと判ってくる。