フレッド・ウィーズリー
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フレッド・ウィーズリーは、イギリスの児童文学ハリー・ポッター(J・K・ローリング著、松岡佑子訳)の一キャラクター。双子の兄弟ジョージ・ウィーズリーがいる。ハリーの親友ロナルド・ウィーズリーの兄。誕生日は1978年4月1日。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
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[編集] 容姿
赤毛にそばかすだらけの顔、がっちりした体で弟のロンよりも身長が低い。
[編集] 人物像
魔法使い。悪戯好きで陽気な性格。常にジョージと行動している。ホグワーツ魔法魔術学校在学中はグリフィンドールのクィディッチチームのビーターだった。
ハグリッドに「禁じられた森から追い払うのに、人生の半分を費やしてる」、ジニーに「一緒に育ってよかったと思うのは、度胸さえあれば何でもできるって考えるようになる」と言わしめるほどの悪戯好き。 しかし厨房から食べ物を持って来て寮でパーティを開いたり、ハリーにホグワーツ城の隠し通路、教師の居場所までもが書いてある「忍びの地図」を授けたりと、頼りになる存在である。
学業の成績の面ではウィーズリー兄弟の中でジョージと共に最も出来が悪く、OWL試験では3科目しか合格しなかったが、ホグワーツ卒業後はジョージと悪戯用品専門店を開く計画を立てていた彼らにとっては好成績が不必要だっただけで、様々な悪戯用品を発明しているので実際はかなり賢いと思われる。 ロンは、初めてハリーに会ったときに「フレッドとジョージはいたずらばかりしてるけど成績はいい」と紹介している。ハーマイオニーも彼らの発明した悪戯用品を「すばらしい魔法」とたびたび賞賛している。
7年次、学校に戻るか否か悩んだ末に市場調査とクィディッチのために戻ることを決断したが、ドローレス・アンブリッジ教授にクィディッチを禁止されたため退学を決意した。校長に就任したアンブリッジに悪戯を仕掛け一通り彼女を困らせた後、没収されていた箒を魔法で取り戻し、それに乗ってアンブリッジや大勢の生徒の目の前で学校を去った。その後はハリーからもらった金貨でダイアゴン横丁に悪戯用品専門店「ウィーズリー・ウィザード・ウィーズ店」を開店。第6巻では店は相当繁盛しており(ハーマイオニーすら悪戯道具の魔法を賞賛した)、その為かホグワーツ魔法魔術学校ではウィーズリー・ウィザード・ウィーズ店の悪戯用具の持込を全面禁止している(全面禁止をするほど彼らの商品が優れていると言うことでもあり、全面禁止を告知することが宣伝効果にもなった様子である)。
[編集] 発明品
- カナリア・クリーム‐食べると短時間カナリアに変身する。
- 伸び耳‐不死鳥の騎士団の会議を盗み聞きするために発明。オレンジ色の紐のような形で、ドアの隙間から這わせて使う。
- ウィーズリーの暴れバンバン花火‐巨大ネズミ花火、ロケット花火、火花でできたドラゴンなど。「失神呪文」をかけると大爆発し、「消失呪文」をかけると10倍に増える。
- ずる休みスナックボックス‐「ゲーゲー・トローチ」「鼻血ヌルヌル・ヌガー」「気絶キャンディ」「発熱ヌガー」など。食べると種類によって嘔吐、気絶、鼻血、発熱などが起こる菓子。解毒剤も同封
- 特製羽ペン‐「自動インク」「綴りチェック」「冴えた解答」など。ただし魔法が切れかけるとめちゃくちゃになるようだ。
- 携帯沼地・・・どこでもいつでも沼を出現させることができる。
- 白昼夢呪文・・・見たい夢を30分見る事のできるもの。16歳未満お断り。また、気づかれないように。副作用としてボーっとした表情と、軽い涎がある。
- 盾の呪文グッズ・・・盾の呪文が帽子・マント・手袋にかけられており、大抵の呪文を跳ね返す事ができる。魔法省は補助職員用の為に500個も注文した。
ルーモスやインセンディオの魔法でも明かりは点かなかった。
- 最高級の惚れ薬・・・6巻でハリーに憧れる女子が飲ませようとした。
- かみつきフリスビー・・・歯の生えたフリスビー。文字通り、飛ばした先にある物に歯をむき出して襲い掛かる。6巻でハーマイオニーが4年生から没収した物で、ロンがあそんでいた。飛んだものはクルックシャンクスに襲い掛かるが、クルックシャンクスに威嚇される。
- トン・タン・トフィー・・・肥らせ術のかかったヌガー。食べると舌が伸びる。4巻でダーズリー家にハリーを迎えに行った時にフレッドがわざと落として、ダドリーに食べさせ、アーサーが元に戻した時には1mを超えていた。4巻での二人の言葉から、製作に6ヶ月かかった物と思われる。
- だまし杖・・・手に取るといろんな鳴き声がして、その鳴き声の動物になる。(だが、全部ゴムなどで出来た偽者。)4巻でウィーズリー家の台所に双子が置き忘れ、ウィーズリーおばさんが見つけた時は、大きなゴムのネズミになった。クィデッチ・ワールドカップでバグマンにフレッドが渡したときは、ゴムの鶏になった。ミネルバ・マクゴナガル先生の変身術の授業の間にロンとハリーがチャンバラをしていた時には、ロンのはブリキのオウム、ハリーのは、ゴムの鱈になっていた。ルード・バグマン曰く、「こんな本物そっくりな杖を見たのは久しぶりだ。わたしならこれに五ガリオン払ってもいい!」とのことだ。
- おとり爆弾・・・へんてこりんな黒いラッパのような物で、こそこそ隠れようとする。こっそり落とすと、逃げていって見えないところで爆発、そっちに注意を逸らせる。逃げるときなどに有効。しかし、6巻に出てきただけで、今までに使用された事は無い。
- パンチ望遠鏡・・・ウィーズリー家のフレッドとジョージの部屋に置いてあった物。ロン曰く「悪戯専門店に出すには早すぎるんだろ。」とのこと。
実際にその通りで、握り締めると、バーンという音と黒煙を合図に先からバネつきの小さな拳が飛び出し、握り締めた者にパンチを食らわせる。 ハーマイオニーの片方の目に鮮やかな紫色の隈取りがつくほどのパンチを食らわした。
[編集] 家族
- アーサー・ウィーズリー(父)
- モリー・ウィーズリー (母)
- ビル・ウィーズリー(長兄)
- チャーリー・ウィーズリー(次兄)
- パーシー・ウィーズリー(三兄)
- ジョージ・ウィーズリー(双子)
- ロン・ウィーズリー(弟)
- ジニー・ウィーズリー(妹)