フクジュソウ
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フクジュソウ | ||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||
Adonis amurensis | ||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||
フクジュソウ |
フクジュソウ(福寿草、学名 Adonis amurensis)は、キンポウゲ科の多年草、別名をガンジツソウ。日本では北海道から九州にかけて分布し山林に生育する。種名の amurensis は「アムール川流域の」という意味。花期は初春であり、3-4cmの黄色い花を咲かせる。当初は茎が伸びず、包に包まれた短い茎の上に花だけがつくが、次第に茎や葉が伸び、いくつかの花を咲かせる。葉は細かく分かれる。夏になると地上部が枯れる。つまり初春に花を咲かせ、夏までに光合成をおこない、それから春までを地下で過ごす、典型的なスプリング・エフェメラルである。
春を告げる花の代表である。そのため元日草(がんじつそう)や朔日草(ついたちそう)の別名を持つ。福寿草という和名もまた新春を祝う意味がある。江戸時代より多数の園芸品種も作られている古典園芸植物である。正月にはヤブコウジなどと寄せ植えにした植木鉢が販売される。ただし、この鉢に入れるために根を切りつめてあるため、そのままでは育たない。
また、根には強心作用、利尿作用があり民間薬として使われることがある。しかし、毒性が強いので死に至ることもある危険な行為である。
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