フェリックス・ホセ
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フェリックス・ホセ(Felix Jose、1965年6月2日 - )は、韓国プロ野球・ロッテ・ジャイアンツに所属するドミニカ共和国出身のプロ野球選手(外野手)。背番号は99。
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[編集] 経歴
1999年にロッテジャイアンツに入団。
この年、三星ライオンズとのプレーオフ最終戦では盧長震から同点ホームランを放った。すでに第5戦でサヨナラホームランでプレイオフの流れを変えたホセだっただけに、3勝1敗の優勢を覆られる不安から興奮した三星ファンが多数グランドに物を投げ入れ、ミネラル・ウォーターの入ったペットボトルがホセを直撃。ホセは激高して物を投げ入れた三星ファンをバットで殴って仕返しに出た。これで暴徒化した三星ファンとロッテ選手との乱闘となり、鎮圧に警官隊まで出動する騒ぎになった(この事件は「大邱の大乱闘」と呼ばれている)。ホセは退場処分となったが、試合はこの後ロッテが逆転勝ちして韓国シリーズ進出を決めた。
チームが韓国シリーズに出場したことで、彼に対する処分を巡っていろいろ意見があったが、韓国シリーズの興行の面を考慮した韓国野球委員会の裁定で、韓国シリーズへの出場は許容して、翌年のレギュラーシーズンで10試合出場停止の処分を下すことにした。
2000年は、ロッテとメジャー球団のオファーを両天秤にかけて、ニューヨーク・ヤンキースに入団。2001年にはメジャーからのオファーが無く、再びロッテに入団。1999年に課せられた出場停止処分をどう適用するかでまた議論を起こした。結局、韓国野球委員会の有権解釈で2000年シーズン1年間韓国でプレイしてないことに処分された10試合を含ませることて、この年は開幕戦から出場することができるようになった。この年の三星戦で裵英洙から受けた死球に怒り暴行を働いた。
2002年にはモントリオール・エクスポスとロッテとの二重契約が明るみになりロッテを解雇される騒動も巻き起こした。
2006年、5年ぶりにロッテに復帰。
韓国での成績はいいが、それをだてに毎年のシーズンオフにはロッテ側とメジャー側のオファーを両天秤にかけていて、二重契約も辞さない悪態を振っては、有利な方に行ってしまい、韓国のファンの中ではこれを快く思わない人も多い。しかし、1999年の活躍で本拠地釜山のファンからは絶対的な支持を得ている。
中日ドラゴンズが獲得を検討したことがあるが、前出の二重契約の発覚によって獲得は実現しなかった。
[編集] 略歴
- 投打 - 右投両打
- 出身地 - ドミニカ共和国
- 球歴 オークランド・アスレチックス(1988年-1990年途中) - セントルイス・カージナルス(1990年途中-1992年) - カンザスシティ・ロイヤルズ(1993年-1995年) - ロッテ・ジャイアンツ(1999年) - ニューヨーク・ヤンキース(2000年) - ロッテ・ジャイアンツ(2001年) - アリゾナ・ダイヤモンドバックス(2002年-2003年) - ロッテ・ジャイアンツ(2006年)
1991年にはメジャーのオールスターにも出場、メジャー通算54本塁打の実績を残している。
[編集] 通算成績
[編集] アメリカ・メジャーリーグ通算成績(2006年シーズン終了時)
- 747試合 打率.280(2527打数708安打) 54本塁打 324打点 102盗塁
[編集] タイトル
- オールスター出場 - 1991年
[編集] 韓国プロ野球通算成績(2006年シーズン終了時)
- 371試合 打率.313(1244打数389安打) 94本塁打 302打点 8盗塁