ヒラム
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ヒラム (在位 紀元前969年–936年)は旧約聖書に登場する港湾都市ティルス(現レバノン)の王。フラムともいわれる。
ヒラムはイスラエルに対して友好的で、ダビデ王の王宮建造にあたっては古代から有名だったレバノン杉や木工、石工の職人を派遣した。(サムエル記下5:11)
ダビデの後をソロモンが継いだあとも友好関係は続いた。ソロモンがエルサレム神殿建築を行ったときも、ヒラムはソロモンの要請にこたえて大量のレバノン杉と糸杉を供給している。ヒラムは見返りにソロモンから小麦とオリーブ油を受け取った。(列王記上5:15-26、歴代誌下2:10-15)ソロモンとヒラムは共同で海上交易も行っている。(列王記上9:26)
また、ヒラムという王と同じ名前の青銅職人がティルスから派遣され、ソロモンの神殿建築に際して、青銅工芸の技術によって貢献した。(列王記上7:13)