バビットメタル
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バビット・メタルは、すべり軸受用の合金(軸受合金)である。ホワイトメタルとも呼ばれる。1839年にアイザック・バビットが発明した。すべり軸受けに必要とされる機能は、軸とのなじみのいいこと(軟質の低融点合金が有利)、焼付きを起こしにくいこと、長時間使うことのできる耐摩耗性を有すること(硬質の金属が有利)、耐疲労性を有することであり、低融点のスズ・鉛を母材として硬質の微細組識を分散させることで、相反する機能のバランスをとっている。
一般的なバビット・メタルの組成は以下の通りである。
基本的に低荷重用の合金なので、現在ではエンジン用すべり軸受け表面のなじみ性を改善するために、0.1mm以下の薄膜として用いられる。