バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3
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『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』 (Back to the Future Part III) は、1990年のアメリカ映画で、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の続編。3部作の3番目にあたる。SF映画。ロバート・ゼメキスによって監督され、製作総指揮はスティーヴン・スピルバーグが行った。1990年5月25日公開。
シリーズの2作目と3作目は同時に製作された。
108分。製作費は7000万ドル。
目次 |
[編集] スタッフ
- 製作:ユニヴァーサル映画
- 監督:ロバート・ゼメキス
- 製作総指揮:スティーブン・スピルバーグ、フランク・マーシャル、キャスリーン・ケネディ
- 脚本:ロバート・ゼメキス、ボブ・ゲイル
- 撮影:ディーン・カンディ
- SFX:ILM
- 音楽: アラン・シルベストリ
[編集] キャスト
- マイケル・J・フォックス
- クリストファー・ロイド
- リー・トンプソン
- トーマス・F・ウィルソン
- メアリー・スティンバージェン
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] あらすじ
1885年に飛ばされたドクの手紙の指示通りマーティは1955年のドクと再会し、1985年に帰るために鉱山に封印されたデロリアンを掘り起こす。しかしマーティは手紙を書いた一週間後にドクが銃殺されるのを知る。
ドクを救うため、マーティは1955年のドクの協力の下、1885年へとタイムトラベルする。無事ドクと再会したマーティだが、デロリアンの燃料タンクに穴が開いて帰れなくなってしまったうえに、ドクは峡谷に転落して死ぬはずだった女性、クララ・クレイトンを助けてしまった挙げ句、恋に落ちてしまう。
そしてダンスパーティでビフの先祖、ビュフォード・タネンにドクが撃たれそうになるのを助けたマーティは、挑発に乗り、未来へ帰る予定の日の朝決闘を行うはめになる。
決闘の日、タネンの挑発を振り切り未来へ戻ろうとするマーティらだったが、ドクはタネンに捕らえられ、結局決闘が行われる。 タネンの銃弾を即席防弾チョッキで防ぐと、かねてからの計画通りに汽車をジャック、線路上に設置されたデロリアンを押して88マイルを突破しようとする。
だが計画の最中、ドクの後を追ってきたクララが汽車に乗っていることが判明し、このままではクララは汽車もろとも峡谷へ転落してしまう。 それをなんとか助けたドクだったが、二人はホバー・ボードに乗って汽車を離れてしまい、マーティだけが1985年へ戻って来てしまった。
頼みの綱のデロリアンも前方から迫ってきた電車に破壊されてしまい、マーティはドクを連れ戻す手段がなくなったことを知る。
しかしドクは、今度は蒸気機関車を改造したタイムマシンに乗り、クララと二人の子どもと共に1985年へ現われたのだった。ドクはマーティに1885年のダンスパーティで撮影した写真を渡すと、ジェニファーとの未来を祝福し、マシンを走らせまたいつかの時代へと旅立っていった……。
[編集] トリビア
- ZZトップが曲を提供し本編にも登場しているが、これはこの作品の大ファンである彼らの意向による。
- マーティが1885年へ行く前の1985年では「クレイトン峡谷」となっていた峡谷が、マーティが帰ってきた後の1985年では「イーストウッド峡谷」となっている。クララ・クレイトンがドクによって助けられ、かわりに「イーストウッド」と名乗っていたマーティが消えていった峡谷、ということで名前が変わったのである。ここでも、ちょっとしたタイム・パラドックスが起きている。
[編集] 小説版との相違
1885年の終盤近くのビュフォード・タネン(ビフ・タネンの曽祖父)が逮捕されるシーンで、タネンを目の敵にしていたストリックランド保安官がいないが、これはストリックランド保安官はタネンに撃ち殺されたとの設定から。映画版では未公開シーンとなっている。よって、罪状が映画では「パインシティの駅馬車強盗」となっているが、小説では「ストリックランド保安官殺害」となっている。
[編集] 関連項目
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