バスターマシン

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バスターマシンとは、アニメ『トップをねらえ!』及び『トップをねらえ2!』の劇中にて、太陽系に絶えず侵攻を続ける宇宙怪獣を撃退し、人類の存続のために戦う対宇宙怪獣戦闘用決戦兵器である。その時期の宇宙怪獣の状態、経済状態、技術力によって開発コンセプトを変え、常に進化を続けてきた。

一定機以降は人工知能の搭載によって意思が存在しているようで、搭乗するトップレスとの相性やその能力によって覚醒し、初めてバスターマシンとして稼動を開始する。そのため戦闘経験を記憶として蓄積しているので、トップレスの命令よりも自身の判断を優先させることもある。 『トップをねらえ2!』に登場するバスターマシンの動力源はトップレス自身であり、トップレスが脳から発生させるエネルギーによって稼動する。トップレスが相対的に持ち合わせている能力として「フィジカルキャンセラー」があり、物理環境や相対性理論の壁を打ち破る(つまり常識を覆す)能力をバスターマシンに与える。そのエネルギーとはまた別に、トップレス個人が持つ独自の超能力、エキゾチックマニューバーがあり、これを駆使することでバスターマシンに特殊な能力を付加する。そのときトップレスの頭から発生する光をクレフシン発光という。しかし、これらトップレス能力に依存する機能は、同質で圧倒的に強大な力を長年使い続けている真の宇宙怪獣（変動重力源）を相手にした時、急激な能力低下を起こしてしまう。このため、一万二千年の時によって強化された変動重力源が相手では、連携して攻撃を行うことで「兵隊」、良くて「巡洋艦級」を相手にするのが手一杯である。

また、トップレスが大人になると「あがり」という能力喪失の時期を迎えるため、機体は常に改修、修繕されながら次のトップレスへ受け継がれていく。 唯一共通するのは、すべてのバスターマシンにバスタービームと呼称される兵器が搭載されている。これはガンバスター時代からの伝統のようなものであり、そのバスターマシンのメイン射撃兵器をバスタービームと呼ぶようであり、７号のような熱線タイプのバスタービームもあるが、ガンバスター、ディスヌフ、キャトフヴァンディスのような冷凍光線タイプのバスタービームも存在する。 装甲素材はスペースチタニウム・ニューバスター合金。

バスターマシン一覧

確認済みの機体とパイロット
1号機	タカヤ・ノリコ
2号機	アマノ(オオタ)・カズミ ユング・フロイト
3号機	オオタ・カズミ
4号機	ハヤミ・マリナ
5号機	アラシ・ジュン
7号機 sept セット(及びセプト)	ノノ
19号機 dix-neuf ディスヌフ	カシオ・タカシロウ ラルク・メルク・マール
22号機 vingt-deux ヴァンドゥ	ゴウヤ・レイシ
27号機 vingt-sept ヴァンセット	ニコラス・バセロン
33号機 trente-trois トラントロワ	不明
35号機 trente-cinq トランサン	ヴィータ・ノヴァ
36号機 trente-six トランシス	ニャーン・ヌォク・チャム
42号機 quarante-deux カランドゥ	サーペンタイン姉妹
44号機 quarante-quatre カランカトル	不明
48号機 quarante-huit カランユイ	不明
50号機 cinquante サンカント	不明
55号機 cinquante-cinq サンカンサンク	カトフェル・パタタ
59号機 cinquante-neuf サンカンヌ	ロイ・アニャン
60号機 soixante ソワサント	シトロン・リモーネ
61号機 soixante-et-un ソワンテアン	パシカ・ペスカ・ペルシクム
62号機 soixante-deux ソワサンドゥ	ワシーリ・イワノヴィチ
66号機 soixante-six ソワサンシス	チコ・サイエンス
87号機 quatre-vingt-sept カトルヴァンセ	グルカ・ククシス
89号機 quatre-vingt-neuf カトルヴァンヌ	ルウ・スン
90号機 quatre-vingt-dix キャトフヴァンディス	チコ・サイエンス

目次 1 設計思想 1.1 一番台 1.2 十番台 1.3 二十番台 1.4 三十番台 1.5 四十番台 1.6 五十番台 1.7 六十番台 1.8 七十番台 1.9 八十番台 1.10 九十番台 2 各機詳細 2.1 バスターマシン1号、2号 2.2 バスターマシン3号機 2.3 バスターマシン4号、5号 2.4 バスターマシン7号(7号機) 2.5 ディスヌフ(19号機) 2.6 ヴァンドゥ 22号機 2.7 ヴァンセット 27号機 2.8 トラントロワ 33号機 2.9 トランサン 35号機 2.10 トランシス 36号機 2.11 カランドゥ 42号機 2.12 カランカトル 44号機・ カランユイ 48号機 2.13 サンカント 50号機 2.14 サンカンサンク 55号機 2.15 サンカンヌ 59号機 2.16 ソワサント 60号機 2.17 ソワンテアン 61号機 2.18 ソワサンドゥ 62号機 2.19 ソワサンシス 66号機 2.20 カトルヴァンセ 87号機 2.21 カトルヴァンヌ 89号機 2.22 キャトフヴァンディス 90号機 2.23 ドゥーズミーユ 3 バスター軍団 3.1 概要 3.2 種類

[編集] 設計思想

バスターマシンはその開発時期により設計思想がまったく異なり、一つとして同じ機体が存在しない。基本的に10番ごとに開発コンセプトが見直されている模様である。一定機以降は全てが人工知能を搭載されているようである。

[編集] 一番台

文字通りバスターマシン黎明期。1号機と2号機は合体することでガンバスターとなる。第四世代超光速大型宇宙船技術の粋を結集して作られた機動兵器。

ガンバスター自体もすさまじい技術力で作られた兵器には違いないが、7号機との技術的、性能的違いは著しく、その間にどのような経緯があったかは未だ不明である。

[編集] 十番台

ディスヌフ(19号機)以外に現存するバスターマシンが存在しないが、平均全長50m級の近接戦闘をコンセプトに挙げられていたようだ。失われた技術である縮退炉が搭載されているが、時を経て封印(取り外)されていた事が確認される。なお、７号のようなフィジカルリアクターは装備していないらしく、19号の姿のときも推進力はブースターによって得ている。エグゼリオ変動重力源との戦闘時、ラルクの想いに答えて封印を解除、バスターマシン本来の力を発揮する。操縦にはトップレスなどの超･能力は必要なく、「普通の女の子」でも操縦可能である。パイロット用の戦闘服は初代バスターマシン時代と同じ。

[編集] 二十番台

細身のボディと近接戦闘用の斧や日本刀での一撃離脱戦闘をコンセプトに挙げられているようだ。

[編集] 三十番台

二十番台の一部で導入された増加装甲の有効性から、三十番台では重武装、重装甲をコンセプトに挙げている。

[編集] 四十番台

設計思想は特殊能力の付加であり、さまざまな実験的バスターマシンが開発された。44号機と48号機は実験中の大事故によって現在も封印されているらしい。

[編集] 五十番台

三十番台の成功例をさらに特化した重装甲と重武装をコンセプトに、巨大化と、戦艦クラスの攻撃力を得た。結果、五十番台で編成された部隊による神無月星宙域大海戦では、超硬度外殻を持つ宇宙怪獣を相手に多大な戦果を挙げた。

[編集] 六十番台

五十番台の問題点である汎用性の低さをカバーするために、二十番台と三十番台を参考にしたオールラウンド性をコンセプトに挙げた。現在でも六機が稼動している。

[編集] 七十番台

六十番台に増加装甲を施したものをコンセプトに挙げたようで、十分な性能を発揮したが、建造コストの高騰が問題視される。

[編集] 八十番台

七十番台の建造コスト高騰を反省した、対コストパフォーマンス仕様をコンセプトとした量産目的がコンセプトである。しかし建造された８０～８４号機が簡単に撃墜されたため、急遽高機動、一撃離脱を後半機のコンセプトに挙げた。変形機構を持ち、この機能を参考にディスヌフの装甲コートを開発、ディスヌフにも変形機構を与えた。

[編集] 九十番台

従来機の集大成と新技術の導入を試みた設計思想。また、強く量産化計画に反省を得たためか、少数精鋭をコンセプトに挙げた「バスターマシン３０機体制」という計画の一番機がキャトフヴァンディス(quatre-vingt-dix)である。機能性を重視して人型に回帰し、また他のマシンと比べても小型である。エキゾチックマニューバを特殊火器に応用している。

[編集] 各機詳細

[編集] バスターマシン1号、2号

• 概要

１人乗りの宇宙戦艦であるバスターマシン1号と2号が合体することでガンバスターとなる。ガンバスターがバスターマシン1号ではないので注意が必要。なお、この機体の後継機にあたるのがバスターマシン４号、５号である。

• 武装

伝統のバスタービーム（冷凍光線）、バスターコレダー、バスターミサイル（正式名称はバスターミサイルマイトというらしい。特典映像の「シズラープロジェクト」参照のこと）、バスターシールド（反則技）、ホーミングレーザーなど。他にもバスターホームランなどの兵器も搭載されている。

• その他

量産型としてシズラーが存在し、銀河中心部殴り込み艦隊に多数配属された。エルトリウムには同機が800機搭載されている。なお、５話では合体の演出が長かったが、実は一瞬で合体・分離できることが最終話で判明。

[編集] バスターマシン3号機

• 概要

超巨大ブラックホール爆弾。形は卵のような楕円形をしており、中心部分には三万分の一に圧縮された木星が、核として封じ込まれている。その大きさは長径869km、短径415kmというとてつもないもので、月の四分の一にもなる。銀河中心にある宇宙怪獣の巣窟、いて座A*を消滅させた。

• 劇中での運用

沖女のコーチになっていたカズミが搭乗して銀河中心部殴り込み艦隊に合流する。宇宙怪獣との最終決戦で損害を受け、完全に作動しなかったが、ガンバスターの縮退炉のうち１つ（バスターマシン１号のもの）による縮退連鎖を利用して再起動、作戦通り炸裂した。

[編集] バスターマシン4号、5号

• 概要

宇宙戦闘機バスターマシン4号と5号が合体することでガンバスターの後継機であるグレートガンバスター（ガンマスター）となる。『電脳学園3 トップをねらえ!』、『トップをねらえ! NeXT GENERATION』に登場。

トップをねらえ! NeXT GENERATIONによれば、第５世代の技術で建造されたマシーン兵器で、量産型が存在したかは不明。性能他は全長３００ｍ、重量１００００㌧以上で、新型縮退炉の出力は無限大とされている。出力：3*10^23Gev/power、総推力：4*10^51hp*6。パイロット達の台詞には「まるで宇宙を丸ごと圧縮したみたい」とのこと。縮退炉の力は時を経るにつれ失われて行く為、完成時はさらに高い出力であると思われ、恐らく単体ではこの機体が最強（ダイバスターの本来の出力は不明だが、エグゼリオブラックホールを失った本編中では、バスターマシン7号の出力＋バスター軍団が自身で製造した縮退炉の総数分の出力しかないと思われる。そもそも太陽系絶対防衛システムの設置理由（戦いをバスター軍団に任せ人類は太陽系に閉じこもり回復を図る）から考えると、建造当時地球帝国（或いは銀河連邦）が既に衰退をはじめていた可能性もある）。

宇宙超獣（宇宙怪獣を超える存在。人語を喋る。）をすら億単位でまとめて葬り去ることが出来る出力を誇る本機なら最強の宇宙怪獣『エグゼリオ変動重力源』をさえ、容易く破壊可能と思われる。結果的にダイバスターが先発のグレートガンバスターに劣る性能となったのは、ほぼ完全な状態で保存されていたマイクロガンバスター、グレートガンバスターと異なり、ダイバスターは一万二千年の間人間のメンテナンス無しで稼動・戦闘を続け、建造当初のバスター軍団は失われ、自己修復・自己進化により補填と効率化を続けており、さらに動力源として用いられるはずだったエグゼリオも失ってしまったため、本来想定していたものと異なった物となってしまっていた可能性がある。

• 武装（トップをねらえ! NeXT GENERATIONでの設定）

バスターブレード、ウルトラ・バスタービーム、ファイナルイナズマキック（これについては諸説あり）、バスターブレードサンダー、バスターウィング（恐らくは『ゲッターロボＧ』のゲッタードラゴンのマッハウィングのようなものであると推測される。）

• 備考

なお、本機の起動にはガンバスターをＭＳサイズに縮小させたような「マイクロガンバスター」がグレートガンバスターに合体することが必要である。また、マイクロガンバスターはバスターマシン6号であるらしい。

グレートガンバスターが封印されていたエルトリウム級2番艦アレクシオンは、艦首にバスタービーム砲を装備しているため、バスターマシン5.5号の可能性がある。同時期にはガンバスターの簡略型発展試作機ガンバスター改があり、このほかにも初代ガンバスターの６０％増のパワーと思考主推進機関採用した後継機GUNBUSTERII PROTO-TYPEがあるとされ、この機体はグレートガンバスターの開発過程で作られた事が劇中でも語られている。

[編集] バスターマシン7号(7号機)

• 名称

『ディスヌフなどと同じフランス語読みだとsept（セット及びセプト）？』（「バスターマシン7号」と表記されている）

• 概要

火星近辺を流れていた彗星内から、学者によって発見されたアンドロイド。発見された時点で記憶を失っており、唯一覚えていた言葉が「ノノリリ」だった。しかし彗星内から出現したときに「ノ・・・ノ・・・リ・・・リ・・・コ」と発言したことから、「ノノリリ」はうろ覚えの記憶違いから出た言葉だと思われる。ちなみに、ノリコと会ったことのない７号がなぜこの言葉を発したのかは不明。あくまで憶測であるが、7号の所属が銀河中心殴り込み艦隊帰還後から艦隊凍結・文明の衰退までの銀河連邦（連邦崩壊後に地球帝国に戻っている）ではなく、地球帝国であることからの建造中（例えばAIのみの状態）に実際に会っていた可能性がある。また、７号にはいずれ帰還するノリコとカズミを迎える任務のためデータ上で知っていただけと考えられないでもないが、それは６話で登場した凍結艦隊（とそこで眠っているユングやタシロ艦長）にも可能なため、決定的とは言えない。ただ、ノノの面倒を見ていた老科学者は、「もしノノリリが普通の女の子であれば友達が必要だと思う」と話しており、このような考え方は十分成り立つ。

人間サイズに宇宙船とマシーン兵器、乗組員の機能をすべて兼任させた超高性能をコンセプトに挙げたと思われる人型機体。第六世代の技術により造られており、バスターマシンとしての機能も、第四世代の技術を用いて建造された先の1号、2号とは一線を画している。ボディはバスター軍団同様ナノマシンの郡体で構成されている。普段はノノという人間サイズの人工知能生命体として活動しており、メガネビュラでも野良アンドロイドとして診断された。先述のとおりナノマシンで構成された身体は、限りなく人間に近い構造となっている。瞳の十字が地球帝国軍の紋章に変化し、ピンクの髪の毛が燃える様な赤になった時が、バスターマシンとして機能し始めた証である。なお、地球帝国黄金期の最後の遺産。(瞳の紋章変化は本来脚本に無く4話コンテ担当の庵野のアドリブ演出であるらしい)

• 身体的特徴

身長172cm　体重49kg(アホ毛含むと180cm、バスターマシン７号時の体重はフィジカルリアクターによって自由自在)

エネルギ－源は炭素系物質であり、人間と同じように口から食料として摂取する必要がある。取り込んだ炭素系物質は体内で分解・燃焼して熱エネルギーを取り出して活動や損傷部位の修復を行う仕組み（某猫型ロボットのよう）になっており、余剰エネルギーは電力として逐電される。口には味覚センサーも存在し、不要物質の排泄機構まで備えている。ただし、これらの情報は野良アンドロイドとして活動していたときのものであり、各機関を再構成したバスターマシン7号においても同様であるとは限らない。事実、炭素系物質が補給できない状態で7号は長期間活動しており、7号の活動や武器の使用によって消費されるエネルギーは食物から逐電できるエネルギーをはるかに超えている。このことから食事の行為や器官自体が、省エネや野良アンドロイドとしての擬態であった可能性がある。縮退炉を搭載しなかったのは技術が失われた可能性もあるが、必要ならば瞬時に縮体炉すらも作り出すことが可能でることから、単に省スペースのために組み込まれなかったものと思われる。

7号時のエネルギー源としては、ビームの生成や敵エネルギーの吸収のように、後述のフィジカルリアクターを用いて、空間のエネルギーポテンシャルを高め、それを取り込むことで動力としていると思われる。

• フィジカルリアクター

７号に搭載された物理法則書き換え機関のことであり、胸と両手の甲に装備されている半円物。起動すると中心が赤・緑・青と3色に輝く、第６世代型宇宙船の特徴とも言える装備である。これは５世代の宇宙船エルトリウムに搭載されていた思考主推進機関を発展させたもので、純粋数学で周囲の空間の物理法則を書き換えて移動するそれを物質に対して応用し、如何なる物をも変化させ、望みの物体（必要であれば縮退炉すらも）を作り出すことが出来る。これにより、武装などの必要な機材を自ら作り出し、必要なくなれば最小限のシステムに移行する。また、物質に限らずエネルギーや重力子等の書き換えも可能である。

一見無敵の装備に見えるが、フィジカルリアクターには効果が及ぼせる有効範囲があり、その有効範囲は人間サイズ程度で、敵に使用してその存在を消し去るようなことは不可能。また、７号へ向けられた攻撃ならともかく、広範囲の攻撃を防ぐことも出来ない。そのため彼女の手足となって戦い広範囲をカバーするバスター軍団が配備されている。

バスターマシン７号時の装備はノノ時の体内には存在せず、フィジカルリアクターによって周囲の構造物を武装として変換しているようで、フィジカルリアクター自体も他の物質に偽装されている可能性がある。

• 武装

バスタービーム

フィジカルリアクターによる純粋数学での物理法則を書き換えて精錬されるビーム

バスタービーム・スラッシュ

精錬されたビームを両手に分割して相手を切り裂く、星すら両断可能

バスターミサイル

脚部三重六連装ミサイルサイロ八基から発射される高速発射されるミサイル。ミサイルは光学兵器のように見え、発射後は目標を追尾する内実はホーミングレーザーに近い兵器。サイロ裏側は加速用ブースターとして用いることも出来る

イナズマキック

綿密に言うと装備では無く、ノノ時の使用した一種の技。敵に対してキックを叩き込む、もはや伝説というか伝統の技

バスター軍団

彼らを指揮することで、単純に吶喊から搭載されたバスタービーム・バスターコレダー・ミサイルなどの旧世界の超兵器を使用可能

• 機能

フィジカルリアクターの応用によって高エネルギー弾を停止状態にし、分解・吸収する盾とすることが可能

フィジカルリアクターを用い、縮退炉を生成、タンホイザー・ゲートを利用したワープが可能

フィジカルリアクターを用い、瞬時に多数のマイクロブラックホールを生成・攻撃に用いることが可能

頭頂部のアホ毛により、バスター軍団を指揮する。詳細は後述。ひとつひとつは小さな火だが億が集まり猛火となる

物を綺麗に真っ二つに割ることができ、範囲はリンゴや皿から業務用冷蔵庫、果ては衛星やブラックホールまで、全てにわたる。こんな特技をどこで身につけたのかは不明。だが、ノノの面倒を見ていた老科学者もレーザーで彗星をまっ二つにしており、そのときに覚えてしまったのかもしれない。

• 所属及び兵器名

地球帝国宇宙軍太陽系直掩部隊直属　第六世代型恒星間航行決戦兵器

• ダイバスターへの変形

太陽系の最終防衛ラインたる『太陽系防衛システムの集合構造体』への変態が可能（要するに子機の集合体である）。その大きさは本来の人間サイズではなく、全高が地球とほぼ同じ大きさ（およそ12,000 km）であり、最大級のバスターマシンであったバスターマシン三号機（長径869km、短径415km）を悠に超える大きさである。

この状態における所属および兵器名は地球帝国宇宙軍　太陽系絶対防衛用超巨大人型決戦兵器　ダイバスター。

おそらくは、バスターマシン７号機自体、ガンバスターの第３世代型（グレートガンバスターのさらに後継機）として建造された可能性がある。

なお、この形態における武装としては、両腕のバスタービームと両足のバスターコレダーが劇中で使用されている。両腕にも両足のコレダー用装備と同様のデザインが見られるため、ダブルバスターコレダーの使用も可能と思われる。また、ウルトライナズマキックも劇中で使用している。ただし、あまりにも巨大であるためバスターマシン７号の特徴とも言えるフィジカルリアクターの効果範囲からオーバーしてしまい、その恩恵はほとんど受けることは出来ないと思われる。グレートガンバスターにはエネルギー出力において劣るため、最強のエグゼリオ変動重力源に勝てなかった。これは本来、合体時に用いられるはずであったブラックホール・エグゼリオが当のエグゼリオ変動重力源に奪われた事により生じたものと思われる。また、ダイバスターの大質量による攻撃や大型ビーム砲が、重力子を自在に操り、質量を持つ攻撃を完全にそらすことの出来るエグゼリオ変動重力源と相性が悪かったのも一因であろう。

[編集] ディスヌフ(19号機)

• 概要

現存する最古の機体で、十番台で現存しているのは本機のみ。歴戦の勇者で、全身に戦傷がある。左腕は60番台のパーツを利用した義手であり、右目の角はおよそ500年前の戦闘で突き刺さったものである（修理しないのは、角が脳幹をかすめており、下手にいじると貴重な戦闘経験値を失いかねないこと、更にディスヌフ自身が修理をいやがったことによる。）。

ディスヌフには重大な秘密が隠されていたことが最終話で判明する。トップレスが搭乗するコックピットは心臓に相当する部分にあるが、これとは別に、人工知能内部に「真の操縦席」が隠されていた。非常用脊椎通路を上った先にあり、ガンバスターと同じダイレクトモーションの操縦席と、旧トップ部隊の女性用戦闘服が常備されている。この操縦席を用い、さらに縮退炉を装備することで、バスターマシン19号本来の姿を取り戻すことができる。右目の角の修理をディスヌフが拒んだのは、おそらく、この角が脊椎通路を塞ぐ形で刺さっており、それによって人工知能内の操縦席が隠されていたことによると思われる。

• 武装

両手の甲から発射されるバスタービーム （甲にあるマークを重ねることで発射できる）。

指先から発射されるバスターキャノン。初弾装填に時間がかかるのは「トップ」世界の常識。

装甲コート内に装備された下駄型打撃兵器バスターゲイター

装甲コート内に装備された多連装ミサイル：バーニングウォール

腕部装甲が開放されたときに発射される全方位ミサイルバスターマイト

装甲コート解放後に背中に現れる目から発射されるイビルガイザー、解放後の装甲コートは大型ビーム砲として運用

• 機能

追加装備の装甲コートによって、ロケット形体への変形。「長距離侵攻セット」を装着することで遠隔地での作戦行動も可能。

ラルクのエキゾチックマニューバーにより量子化され、瞬時にラルクの元へ転送される。

バスター雷王星落とし。ラルクのエキゾッチックマニューバにより雷王星を転送、敵に叩き付ける技。エグゼリオ変動重力源に対して使用し、秒速20kmで直撃、ダメージを与えたが致命傷にはならず、ついでに衝撃波で周囲のバスター軍団を消滅させてしまった。この攻撃方法が後のドゥーズミーユによる質量攻撃に応用されることになる。

ラルクとディスヌフそしてノノの努力と根性により、ブラックホールすら破壊するダブルイナズマキックを発動（19号のときのみ）。

• 過去のパイロット達の落書き

バスターマシンの過去のパイロット達による装甲内の落書きが今も残っている。ディスヌフの胸部装甲内に40世代前のパイロットの落書きが発見された。

• トップレス用コックピットと縮退炉

ディスヌフ以降のバスターマシンでは、搭乗者であるトップレス達が乗り込むためのコックピット兼動力炉として、人工心臓のようなものが胸部に存在することが確認できる。ディスヌフは、劇中にてこの部位に縮退炉を取り込むことで、本来の力を発揮した。この際、ラルクは頭部にある本来のコックピットへと移っている。なお、縮退炉のデザインは本物の心臓を模したものとなっており、トップレス用のコックピットのデザインは医療用に開発された人工心臓を模したデザインとなっている。このデザインは、偽りの心臓から、本物の心臓を取り戻すという、6話の演出につながっている。

• バスターマシン19号（真ディスヌフ）

ダイバスター（というかノノ）を助けるために脊椎通路を上って人工知能内に向かったラルクのために、右目の角を自ら引き抜いて19号の操縦席への道を開けた。胸部の装甲を排除し、停止したバスター軍団パラゴン級の縮退炉を取り込むことで、19号に変化した。全身の装甲がコンパクトに格納され、スリムなデザインになる。また、口元の装甲も外れたことで、口があったことが判明。更にトップレス能力の最大発動状態には青く光っていたマントは、赤く光る状態になっている。他には、無駄な機能であるが、パイロットが話すのに合わせて口パクする。

７号のようなフィジカルリアクターは装備しておらず、ブースターで加速する。性能的には７号に比べてかなり劣るというしかないが、ラルクとノノの「努力と根性」によりエグゼリオ変動重力源を徒手空拳で倒してしまった。ブラックホールの破壊後、ラルクをバスターマシン公社に送り届けたが、そのときの色を失った描写からすると、役目を終えて機能停止したのかもしれない。

[編集] ヴァンドゥ 22号機

• 概要

20番台の特徴である軽装、機動性重視型であり、近接戦闘仕様となっている。脚部ブースターと太刀が特徴

[編集] ヴァンセット 27号機

• 概要

元々は二十番台のコンセプト通り高機動による接近戦メインのマシンであったが、ニコラのトップレス能力に合わせて改修が施されている。追加武装は翼状パーツ。 第２話で宇宙軍の戦艦を操って宇宙怪獣と戦闘、その後ニコラ自身による攻撃で撃破。ニコラが「あがり」を迎え、宇宙軍に入った後は、他のトップレスが搭乗しているようだ。（修理が完了したディスヌフに他のバスターマシンが敬礼するシーンがあるが、ヴァンセットもその中に含まれている。）

• 武装

日本刀

翼状パーツに装備された連装砲塔

翼状パーツに装備されたアンプリファ（バスターメガテックPK発動機）

ラルクの搭乗するディスヌフとの連携技、バスターエックス攻撃が可能。（技の全容は不明だが、近接技らしい。）

• 機能

ニコラのエキゾチックマニューバー、バスターメガテックPKにより、宇宙怪獣や電脳クジラの思考を支配、操作できる。

[編集] トラントロワ 33号機

第二次カイパーベルト会戦においてディスヌフの僚機として参加したが、行方不明となっていた。冥王星にて白骨化した姿で発見される。

[編集] トランサン 35号機

様々な武器を搭載した5本の腕状の装備を持つ。

[編集] トランシス 36号機

パイロットはニャーン・ヌォク・チャム。全身に多数の火器が標準装備されている。両腕両足は同型の連装砲になっている。変動重力源による攻撃で大破。パイロットのニャーンも戦死した。

[編集] カランドゥ 42号機

非dh型（一卵性双生児の二人の頭脳媒体としてトップレス能力を発揮するタイプ）対応であり、カランドゥＡとカランドゥＢの合体によって能力を発揮する。本来は封印されていた機体だが双子の政治力により特別に与えられている。変動重力源による攻撃で爆散。パイロットの双子も戦死した。

[編集] カランカトル 44号機・ カランユイ 48号機

両機は、過去に起こした重大事故により封印中となっている。

[編集] サンカント 50号機

全長170ｍ級戦艦型バスターマシン。

[編集] サンカンサンク 55号機

パイロットはカトフェル・パタタ。

[編集] サンカンヌ 59号機

全長170m級の史上最大級の人型バスターマシンである。変動重力源の攻撃により撃沈、タイタンに突き刺さっている。パイロットも死亡したようである。

[編集] ソワサント 60号機

全身が兵器として独立した機構を持ち、他のバスターマシーンの武装として運用する事も可能。

[編集] ソワンテアン 61号機

肩のスパイクシールドと手足のハーケンが武器。激昂したグルカを止めようとした所、巻き添えを食って大破。パイロットのパシカも死亡。

[編集] ソワサンドゥ 62号機

両掌の特殊火器や刃状展開する両腕による近接戦闘を主体とする機体。パイロットはワシーリ・イワノヴィッチ。

[編集] ソワサンシス 66号機

• 概要

チコのマシンだったが、第3話で木星急行に特攻し破壊され、修復不可能と判断され廃棄。オールラウンド性の高いバスターマシーン。

• 武装

超電磁ビームで誘導されるバスターオーブを攻守に用いる。

[編集] カトルヴァンセ 87号機

突撃形態から迎撃形態に変形可能。ニャーンが倒されたことに激昂したパイロットのグルカが変動重力源にバスター岩石落としを試みるが、大破。グルカも死亡。

[編集] カトルヴァンヌ 89号機

高速移動時には下半身が変形する。

[編集] キャトフヴァンディス 90号機

• 概要

数十年ぶりに新造されたバスターマシン。エキゾチックマニューバーの特殊火器への応用が特徴。汎用性の高い人型に回帰し、全長40mとコンパクトな機体にまとめることが可能になった。完成したばかりであって戦闘経験値を持たないため、パイロットの選定基準が他のバスターマシンと異なるという（操縦技能なども重視されると思われる）。

誰がパイロットになるかでノノとチコが争ったが、結局チコが搭乗。目覚めたキャトフヴァンディスが一瞬横を向いてチコを見るシーンが印象的（乗る資格があるか試したのかもしれない）。

第四話で傷ついたディスヌフに寄り添っていた姿が印象的。ただ、チコが左腕を押さえていることや第５話でチコが左腕を骨折していたところからすると、単に腕が損傷しただけという説もある。

• 武装

装甲スカート内に搭載したテニスラケット状の武器から発射されるバスタースマッシュ。ビームはマイナス1兆2千万度の物理的にはあり得ない低温を発揮する。この特殊火器はラケットを使わなくても使用できる。

[編集] ドゥーズミーユ

正確にはバスターマシンではないが、強く関連するためここに記載する。ドゥーズミーユはフランス語で12000のこと（地球の大きさであるとともに、トップをねらえ！の世界で重要な意味を持つ数字でもある）。

• 概要

バスターマシン３号と平行して地球脱出用に建造されていた超大型エーテル流加速器を兵器として転用したもの。地球を牽引することで「本土決戦用特別攻撃最終質量兵器　地球」となる。ラルクが搭乗したディスヌフが先端部で操縦する。同時に、ラルクのエキゾチックドライブにより軌道ロープウェイのラインを高速回転させ、亜光速にまで加速することができる(地球自体を動かすという設定は妖星ゴラスのパロディと思われる)。

宇宙軍の備品である。

• 攻撃方法

亜光速にまで加速し変動重力源に衝突させることで、超重力崩壊を起こして変動重力源をブラックホールにたたき落とすというもの（宇宙軍参謀の説明による）。

• 劇中での運用

亜光速に加速する段階までは順調に進んだが、突如帰還したダイバスターに止められてしまう。これに対してラルクはドゥーズミーユ本体を自身の能力によってバスターマシン状に再構築し、ダイバスターを攻撃する。戦闘中にラルクのトップレスが消滅したことで分解してしまい、変動重力源もバスターマシン７号及び19号により直接撃破されたため、最終的に使用されることはなかった。なお、ダイバスターに破壊された軌道ロープウェイはその後修理して使用しているらしい。

[編集] バスター軍団

[編集] 概要

今まで宇宙怪獣と思われていた存在。バスター軍団側は人類の中に変動重力源（真・宇宙怪獣）と同じ脅威（トップレス）を感じ取ったため、人類側はバスター軍団の存在をすっぱり忘れ、進化したバスター軍団の姿を見て宇宙怪獣と勘違いしたため、長い間無意味な戦いを続けてきた。その実体はバスターマシン７号を中核とした無人バスターマシンによる太陽系絶対防衛システム。７号一人に従い、７号の手足となって敵と戦う。太陽系外から侵入してくる変動重力源の迎撃及びブラックホールエグゼリオに捕われている変動重力源の封印を目的とする。また、バスター軍団が真の宇宙怪獣で無いということが明確になった後でも、地球人達は相変わらずバスター軍団を宇宙怪獣と呼んでいる。（本当の宇宙怪獣のことは変動重力源と呼んでいるが）

エクセリヲンがブラックホール爆弾として使用されたことで発生した太陽系新１１番惑星ブラックホールエグゼリオ周辺を製造工場（巣）とし、ブラックホールの潮汐力をエネルギー源、ブラックホールに引き込まれつつある太陽系旧１３番惑星雷王星の構成物を材料に使っている。ボディーはナノマシンにより構成されており、失われた縮退炉技術が使われているほか、内部には旧世界の超兵器が搭載されている。自己修復・自己進化が可能で、人類のケアがなくても黙々と働き続け、より強大に、より効率的に進化してきたが、その姿は皮肉にも敵である変動重力源と瓜二となってしまった。

変動重力源の出現・戦闘により、ブラックホールエグゼリオと雷王星が失われ巣が壊滅した後は、７号の指示に従い、巣の跡地にほぼ総てのバスター軍団が集結し、さらに太陽系周囲を囲んでいたガス雲「赤い天の川」（ガスではなく、単純に無数のバスター軍団が密集して防衛ラインを構築している為に見えなかっただけの可能性も有り、俗に言う宇宙が３にバスター軍団が７である）を吸収して（この際今まで観測不能だった宇宙域が観測可能になり、凍結していたヱルトリウムを始とした凍結艦隊（銀河中心殴り込み艦隊）が発見されている）、７号を中核とした太陽系防衛システムの集合構造体ダイバスターへと合体した。その後忽然と姿を消していたが、最終決戦に際し、亜空間より出現し戦闘を行っている。ダイバスターとドゥーズミーユ及びエグゼリオ変動重力源との戦闘により、多数のバスター軍団が失われ、ノノがダイバスターを破棄したことで、集合していたバスター軍団は崩壊した。ブラックホールの消滅に際して、ノノが消滅したことで機能停止又はシュバルツシルト面の崩壊したブラックホールを封印、消滅させるために（劇中では赤いダイバスターの手として表現されている）ブラックホールと共に消滅と思われる。

[編集] 種類

• ツインテール級（斥候偵察型）

隕石に偽装して火星に侵入した。目的は偵察とノノを連れ去る事と思われる。ディスヌフとの戦闘でバスタービームを放っている。

• ビーストロン級

火星宙域に超高速で現れたツインテール級の母艦。バスター軍団のうちの一体。ツインテール級を回収することが目的と思われる。光子魚雷と思われる攻撃を見せる。

• ザザゴラス級（木星急行）

木星宙域をひたすら周回するバスター軍団。タイタン変動重力源の監視と対応が目的と思われる。

• パラゴン級

バスターマシン7号（ノノ）の直衛機。傷ついたバスターマシンの盾になったり、回収作業なども行った。変動重力源との戦闘で機能停止していた本級の一体がディスヌフへ、縮退炉を移植している。

• ビーゴン級

バスターコレダーを搭載した特攻機

• ボクスター級

突撃ミサイル艇

• ベムバスター級

通常の戦闘ではほとんど姿をあらわさないバスター軍団の近衛。普段はバスター軍団の巣を守っている。巨大な威容を誇り、バスター軍団の母艦として機能して内部で改修・修理を行う。ダイバスターへの合体後もいつくかの個体は、この形態のまま直衛にあたっていた。

• 名称不明１

ブラックホールエグゼリオから重力変動源が溢れ出そうとする裂け目を、折り重なるようにして塞ぐ事で、封印してきたバスター軍団。複数の機体が集まることで装甲部を形成する。

• 名称不明２

六角形の形をしたバスター軍団。複数の機体が集まることで壁や装甲部を形成する。