ハンゲーム
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ハンゲーム(Hangame)は、NHNJapan株式会社が運営する韓国発祥のオンラインゲームコミュニティーサイトの名称。 ハンゲームのhan(ハン)とは韓国語で「一つの」という意味であり、ハンゲームとは「ちょっと一ゲームしない?」という意味にあたる。 2000年9月にハンゲームジャパン株式会社が設立され、11月に日本語版サイトの運営が開始された。その後、2003年10月にネイバージャパンとハンゲームジャパンが合併され、NHNJapan株式会社が誕生し、現在もハンゲームを運営するに至っている。 現在では会員数(重複会員も含む)は日本で1700万人、韓国では2500万人とまさに世界最大級のオンラインゲームコミュニティサイトとして確立している。
[編集] 概要
トランプゲームやビリヤード、将棋、囲碁などという定番のものから間違い探し、アクションゲーム、RPGまで、多数のゲームが無料で提供されている(一部を除き要会員登録)。さらにMUなどの有料ゲームも取り揃えられている。なお、有料のゲームはすべてオフィシャルサイトが別に存在するが、ユーザー管理は別になっているため、オフィシャルサイトがすでに完全有料となっていてもハンゲームでは無料期間内であるケースも多い。
また、ゲーム以外にもアバターがある。アバターはキャラクターのデザインが頭が大きいという特徴がある。当初は無料であったが、2002年7月より有料化になった。 現在は購入したアバターを他のユーザーにプレゼントしたりすることが可能である。しかし、それに関連してユーザー間での売買や、レアアバターがyahooオークションにかけられて取引されることもあり、その中でのトラブルが多発している。その対応として会社では、指定されたアイテム交換所のみでの取引に限定するようにユーザーに呼びかけるとともに、それ以外での取引によるトラブルに対しては責任を負わないとしている。 レアアバターには主にオープンカッターやサンクチュアリなどのクオリティの高いものが上げられる。 レアアバターとされるのは比較的利用者の少なかった頃のものが多いが、マフラーコンボスーパーなど特定のアバターを組み合わせたものによりレアアバターとされるものも多い。
また、サークル・ミニメールや、サイトの至る所に掲示板やチャット機能が搭載されており、コミュニティーサイトとしての質も高い。
多数のISPやポータルサイトなどの有名なサイトとも提携している。
このハンゲームはマイクロソフト社のWindowsというOSでかつ、Internet Explorerという同社のブラウザでなければ使用できない。これはゲームを起動するためにActiveXを利用している為である。ネットスケープなど他のブラウザでアクセスすると、使用できない旨の文と、ペンギンの着ぐるみをしているアバターが表示される。
ユーザーIDは2005年5月31日までは、提供するサービス(同社運営のNAVERも含む)すべてに共通しており、知識plus、NAVERブログなどが同じユーザーIDで利用できた。その後、2005年6月1日に知識plusを取り込み、NAVERブログは、CURURUにサービス名称変更および独自のIDを取得するように変更され、NAVERから提供されるサービスは無くなった。
2005年10月11日に同時プレイ人数 (ハンゲームにログインし、プレイしているユーザー数の総数) が100,000人を超える。2005年9月30日には同時プレイ人数が最大で124,000人となった。
現在ではパソコンだけでなく携帯電話でも一部のゲームがプレイできる。
有料サービスを受けるには、ハンコインという専用の電子通貨を購入する必要がある。
[編集] CM
ハンゲームは2005年からCMを流している。
- 2005年度
- 長瀬智也が出演する。長瀬がハンゲームで遊んでいると、後ろから「ナガセ遊ぼうよ」という女子高生に、長瀬が「タメ口かよ。」で終わる『タメ口かよ。』編
- 同じく長瀬がハンゲームで遊んでいると、買い物カートに乗った外人が「ナガセアソボーヨ」と声をかける。長瀬が「イヤだ」と言うと「ダカラカダカラカ」といって引き下がっていく外人で終わる『ダカラカ編』
- 2006年度
- 塚本高史が出演する。このCMに連動した企画として、ハンゲームのゲーム音楽をクラブシーンで人気のあるDJ UTOやDJ SHIMAMURA、コナミのBEMANIシリーズで活躍するRyu☆やteranoidなどが参加しリミックスしたアルバム「エキサイティング帰宅部ハンゲー部ダンス篇」が発売されている。