ハナサキガニ

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ハナサキガニとは、タラバガニの近縁種。カニとして流通しているが、足の本数からヤドカリの仲間に分類される。

目次 1 概要 2 名前の由来 3 食用 4 ハナザキガニ漁 5 関連項目

[編集] 概要

• 甲幅15cmほどで、甲羅はハート型。タラバガニよりも体のとげが長く、脚は太くて短い。
• オホーツク海周辺に分布し、水深50mほどまでの浅い海に生息する。

[編集] 名前の由来

• 産地である根室半島の別名、花咲半島から。

[編集] 食用

• 硬い外骨格に加え、トゲを持つことから、殻を素手で剥くことは不可能。通常は、キッチンバサミを使いながら食べる。
• 大味と評されることもあるが、足の肉が太く、タラバガニ以上の食感を得ることができる。なお、油分が多く、大量に食べることはできない。

[編集] ハナザキガニ漁

• 日本ではオホーツク沿岸のみで漁獲できるが、カニの好漁場は北方領土内にあり、しばしば漁船がロシア当局に拿捕さる事件が発生する。
• 旧ソビエト連邦時代には、レポ船による密操業もみられた。
• 2006年8月16日には、貝殻島付近で根室市のカニかご漁船「第31吉進丸」がロシア国境警備隊の銃撃を受け乗組員1名が死亡。船長は、国後島へ連行され、密漁の疑いで拘束、裁判の後、罰金刑を受けている。

[編集] 関連項目

• タラバガニ