ネレイデス
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ネレイデスは、ギリシア神話に登場する神「海の老人」ネレウスの娘(ネレイス)たちのこと。 50人とも100人ともいわれる。母はヘシオドスによればオケアノスの娘ドリス。
イリアス第十八歌にはネレイデスのカタロゴス(カタログ)がある。またヘシオドスの『神統記』にもネレイデスの記述があり、そこではネレイデスは50人とされるが、51の名前が挙げられている(アンピトリテが重複するため、これを同一とみなせば50人)。
大半のネレイデスは独立の神話を持たず、これらの叙事詩では名前を数え上げるために海にちなんだ名や水と関連する名をつけたとも推測される。