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トーマス・ゼーベック( Thomas Johann Seebeck:1770年4月9日 - 1831年12月10日)はドイツの物理学者・医師。1821年にゼーベック効果を発見した。
ゼーベックはゲッチンゲン大学で医学を修め医師になったが、医業のかたわら物理実験を行なった。
銅とビスマスのような異なる2種類の金属ワイヤの両端を繋いでリングにして、接続部の片方を熱するとワイヤ中に電流が発生して磁場が発生することを発見した。これは彼の名を冠してゼーベック効果と呼ばれる。ゼーベック効果は熱電対などに応用されている。
ゼーベックは同時代人のゲーテやヘーゲルとも親交があった。
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