トランポリン
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トランポリン(Trampoline)は、四角、もしくは丸型の枠に伸縮性のある丈夫な布を張り渡しゴム・ケーブルまたはスプリングで固定した運動器具。 この上で人が跳躍をくり返すと反発力により、何も用いない時の数倍もの高さにジャンプすることが可能となる。
起源は中世のサーカスだといわれているが、スポーツとして普及したのは1930年代以降、日本に紹介されたのは1959年(昭和34年)である。 今ではリクレーションに、競技に、エクササイズに、他の運動種目のトレーニング用に、と幅広く活用され楽しまれている。オリンピックでもトランポリン競技が2000年シドニーオリンピック大会から正式種目となっている。
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[編集] 構造
スチールで出来た枠は「フレーム」、布部分は「ベッド」という。ベッドは多数のゴム・ケーブルまたはスプリングで枠に固定する。 フレームの上にはクッション材として「フレームパッド」を置く。 折りたたんで収納できるようになっている。
[編集] サイズ
体操競技用のものは長方形のフレームだが、家庭でエクササイズに用いる物には丸いフレームのものもある。
- スモールサイズ:ベッドサイズが約3m×1.5m
- ミドルサイズ:約3.6×1.8m
- ラージサイズ:約4.3×2.1m(公式競技用)
[編集] 跳び方
基本的にはまっすぐ立って膝を曲げずに跳躍する。跳躍を繰り返すうちにどんどん高く跳躍できるようになる。手を上げ下ろし、あるいは左右に動かしてバランスを取る。
垂直跳び以外に、膝落ち、腰落ち、腹落ち、捻り跳び、抱えとび、四つんばい落、 開脚跳び、閉脚跳び、ターンテーブル、ローラー、スウィブルヒップスなど色々な技(跳び方)があり、トランポリン競技ではこれらから10種目を組み合わせて演技する(跳ぶ)。
跳躍を止める時は、着地時に膝と腰を曲げて反発力を吸収し、両手を斜め上に上げてバランスを取って止まる。
[編集] 注意点
高く跳んでいるときにバランスを崩してフレームに着地したりベッドから落下すると大変危険である。跳躍はできる限りベッド中央で行うこと。トランポリン使用の際は指導者の監督の下、周りに複数の補助者を配置しておく必要がある。
[編集] 色々なトランポリン
[編集] レクリエーション・トランポリン
略して「レクトラ」。楽しむためのトランポリン。 高く跳ぶことで開放感を味わうことができる。空中でのバランス感覚を養うことができる。市立体育館でトランポリン教室を開いている自治体、クラブ活動や体育の授業に取り入れている学校、園庭にトランポリンを備えている幼稚園などもある。
- バッヂテスト:日本トランポリン協会では初心者が自分の上達を確認できるように1級から5級までのバッヂテストを実施している。
- シャトル競技:トランポリンを2台並べ、2人の競技者が向き合って交互に跳ぶ競技。
[編集] 競技トランポリン
- 個人競技:一人ずつ飛んで演技を競う
- シンクロナイズド競技:2人1組となり、トランポリンを2台並べて2人が同時に同じ10種目を跳び、他の組と演技を競う。
オリンピックでも2000年シドニー大会から、新体操と並び、体操競技の一部門として正式種目となっている。(トランポリン競技参照)
[編集] エクササイズに
全身運動であり、垂直に跳ぶだけでも見た目には想像もつかないほどの運動量となる。 家庭におけるエクササイズ用に枠が丸く小さなミニトランポリンも市販されている。
[編集] トレーニングに
体操、飛び込み、エアリアルスキーなど、空中の捻り技など空中動作を練習するのに用いられる。
[編集] 関連項目
- スポーツ器具の一覧
- スポーツ競技一覧
- 普通名称化した商標一覧
- 中田大輔(プロトランポリン選手)
- 古章子 (シドニーオリンピック女子6位入賞)
- 廣田遥 (アテネオリンピック女子7位入賞)
- 8時だョ!全員集合(番組内で使用)
[編集] 外部リンク
- (社)日本トランポリン協会
- 体操アニメーションGIFのぺーじ(トランポリンのGifアニメあり)
- Eurotramp(ドイツ語)・Eurotramp(英語)(トランポリンメーカー:製品の写真有り)
- トランポリン競技のファンサイト
- 「廣田遥オフィシャルサイト」