テュービンゲン大学
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テュービンゲン大学(Eberhard-Karls-Universität Tübingen)は、ドイツ・テュービンゲンにある総合大学。
[編集] 概要
1477年に創設されたテュービンゲン大学の前身テュービンゲン神学校は、17世紀から19世紀を通じてルター派正統神学の拠点であった。近郊にベーベンハウゼン修道院をもつ。街の至る所に大学施設がおかれているが、中心となる施設はかつて城のあった小高い高台にある。テュービンゲンで最も歴史のあるギムナジウムは、ケプラーを記念して、ヨハネス・ケプラー・ギムナジウムと名づけられている。大学広場に面した書店は、かつて無名時代のヘルマン・ヘッセが店員をしていたことで知られる。
[編集] 代表的人物
- ヨハネス・ケプラー
- 16世紀後半から17世紀前半にかけての天文学者。テュービンゲン大学で数学を学んだ。天体運行に関するケプラーの法則で知られる。
- フリードリヒ・シェリング
- 18世紀後半から19世紀前半にかけての哲学者。ドイツ観念論の代表的な哲学者で、「人間的自由の本質」などで知られる。
- ゲオルク・ヘーゲル
- 18世紀後半から19世紀前半にかけての哲学者。シェリングと同時期に活躍した哲学者で、ドイツ観念論の大成者とされることが多い。「精神現象学」などの作品で知られる。
- ヘルダーリン
- シェリング、ヘーゲルと同時期にテュービンゲン大学で学んだ詩人。