ツークシュピッツェ山
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
|
||||
---|---|---|---|---|
標高 | 2962 m | |||
位置 | 北緯47度25分秒東経10度59分秒 | |||
所在地 | ドイツ・オーストリア国境 | |||
山系 | バイエリッシュ・アルペン山脈 | |||
種類 | -- | |||
初登頂 | ジョセフ・ナウス (1820年) |
ツークシュピッツェ山(ツークシュピッツェさん、Zugspitze)は、ドイツとオーストリアの国境にある山。高さ2,962mで、ドイツの最高峰である。
頂上はバイエルン州のガルミッシュパルテンキルヘンとティロル州の間にある。ガルミッシュパルテンキルヘンと頂上を結ぶラック式鉄道がある。また、ドイツ側とオーストリア側からそれぞれ1個所づつケーブルカーが出ており、多くの登山客が訪れている。
また、登山道やスキー用の道もあり、歩いて登ることも可能である。歩くと2日程度かかるが、多くの場合途中で食事や宿泊のためのロッジがある。
国境は山の上をまっすぐ通るため、国境の検問所も山頂には存在している。
ツークシュピッツェへの記録に残っている登頂は、1820年8月27日にジョセフ・ナウス中尉が率いる測量士たちによって成し遂げられた。それ以前に現地の人たちが登っていた可能性はあるが、記録には残っていない。
冬場の登頂は、1882年1月7日にF.キルガー・H.Zametzer・J.Zametzer・H.シュバイガーによって初めて成し遂げられた。
ツークシュピッツェの高さは2960mから2970mの範囲にあり、正確な高さは長い間論争の的になっていた。現在ではBayerisches Landesvermessungsamt(バイエルンの測量事務所)が発表した2962mが広く受け入れられている。カフェ"2962"は、この値に基づいて名付けられた。
カテゴリ: 世界地理関連のスタブ項目 | ドイツの地形 | オーストリアの地形 | ヨーロッパの山