ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-の異世界 東京 (砂の国)
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ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-の異世界 東京 (砂の国) は、CLAMPの漫画作品『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』の東京(砂の国)の人物の一覧である。
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[編集] 東京(砂の国)
酸性雨で荒廃した東京がモデルと思われる世界。人がいる所は東京23区くらいしか残っていない。『X』に登場する天の龍=七つの封印、地の龍=七人の御使いのメンバーがほぼ全員登場する。ただし、神威が都庁(=地の龍)側に、封真がタワー(=天の龍)側についている。本文中では、表記を原則「東京」に統一した。誌上インタビューでは、『X』や『東京BABYLON』などの同一世界ではなく、『破軍星戦記』の後の世界となっている。
[編集] タワーのメンバー
- 封真と共に都庁に来た6人。基本的に『X』に出てくる天の龍のメンバーと同じだが、昴流の代わりが砕軌玳透(さいき だいすけ)になっている。
- 遊人(ゆうと)
- 都庁を守るメンバーの一人。
- 『X』に、地の龍=七人の御使いの一人である公務員、麒飼遊人(きがい ゆうと)として登場。
- 颯姫(さつき)
- 都庁を守るメンバーの一人。医大生。
- 『X』に、地の龍=七人の御使いの一人であるハッカー、八頭司颯姫(やとうじ さつき)として登場。
- 草薙(くさなぎ)
- 都庁を守るメンバーの一人。桜都国の志勇草薙、及びピッフル国のドラゴンフライレーサーは異世界の同一人物。
- 『X』に、地の龍=七人の御使いの一人である陸上自衛隊員、志勇草薙(しゆう くさなぎ)として登場。
- 牙暁(かきょう)
- 都庁を守るメンバーの一人。夢見の力がある。 Xでは男性として描かれていたが、本作では女性らしい描写になっている。
- 『X』に、地の龍=七人の御使いの一人である夢見、玖月牙暁(くづき かきょう)として登場。
- 那たく(なたく)
- 都庁を守るメンバーの一人。
- 『X』に、地の龍=七人の御使いの一人である人造人間、那たく(なたく)として登場。
- 霞月(かづき)
- 都庁を守るメンバーの一人。
- 『X』に、那たくのモデルとなった塔城製薬会長の孫娘、霞月(かづき)として登場。
[編集] その他
- 神威(かむい)
- 都庁を守るメンバーのリーダー。3年ほど前に突然都庁に現れて以来都庁の水を守っている。本当は水の中で眠る昴流が目覚めるのを待っており、神威は星史郎のいう2人の吸血鬼の該当者。吸血鬼の原種であり、その血には飲んだものを吸血鬼にする力がある。瀕死状態のファイを助ける為に、(本人は不本意だったが昴流の血をもう他人に使わせない為に)その血を与えた。口数少なく、他人に対しての接し方もあまり好意的ではないが、双子である昴流とはお互い信頼し合っている。力も強く、黒鋼でさえも驚かした。だが、封真には一歩劣るところもある。自分達が逃げる相手の星史郎の話題にはとても敏感で、その話題を持ち出した弟の封真に襲いかかったり、彼に対して「追いつかせたりしない」ときっぱり明言するところも昴流を大切に思っているからであろう。滅多に穏やかな顔を見せない人物である。
- 『X』に、天の龍=七つの封印の一人となる主人公、司狼神威(しろうかむい)として登場。ただし『X』では吸血鬼でもなければ昴流と血縁関係もなく、性格も優しくて非好戦的であり、封真のことを大切に思っている。
- 昴流(すばる)
- 地下の水の中で眠る者。眠りに巻き込まれそうになったサクラを助けようとした。神威と双子で、同様の吸血鬼の原種。東京に来た際、水の中にあるサクラの羽根を守ろうとする力に巻き込まれ、眠り続けていた。眠りから覚めたとき、小狼の覚醒騒動のせいで地下の水がなくなってしまったことに責任を感じ、侑子に大量の水を願い出る。その時黒鋼は瀕死のファイを助けることを願い出ており、侑子は自分がやったら対価が重くなりすぎる為、黒鋼が水を頼む代わりに昴流が吸血鬼の血をファイに与えることを提案した。過去に星史郎を助ける為に血を与え、それゆえに星史郎に追われることとなった。性格は神威より穏やかで、言葉遣いも優しい。だが、星史郎曰く怒らせたら神威も昴流も同じで、実際封真が神威を軽く拘束して昴流をおだてると、目の色を変え長く鋭い爪を出し吸血鬼の本性を表した。
- 侑子曰くこの双子は、原種のため驚異的な治癒能力を持っている。だが、後天的な者は人間より少し丈夫で、年を取るのが多少遅くなるだけである(星史郎やファイなど)。伝説のように不老不死ではないし、太陽や聖水も弱点ではない。
- 本作による吸血鬼の特徴は、普段は閉まってある鋭い爪は怒るときなどに顕になる。 他には、自分の血を他人に与えるときなどにもその爪は使われる。爪が伸びると同時に、目が猫目のようになる。これは、餌の血を飲む時にも見られる。猫目以外にも、描写的に他の人物とは違った独特な感じになってるときもある。見かけは人間とほとんど同じだが、双子は貴族のような服や、独特な鎖のネックレスを身につけている。昴流も神威も全く同じ格好をしていたが、東京で活動してる時、神威はネックレスだけ付けていた。
- 『東京BABYLON』に、陰陽師一族の当主となる主人公、皇昴流(すめらぎ すばる)として、また『X』でも天の龍=七つの封印の一人として登場。ただし、この2つでは血縁関係があるのは神威ではなく双子の姉の北都。
- 封真(ふうま)
- タワーを守るメンバーのリーダー。サングラスをかけている。実は星史郎の弟で侑子とも顔見知り。兄と同じく異世界を旅しており狩人である。ただ、狩るのは吸血鬼ではなく各世界の貴重な者達。それを異世界を渡る対価として侑子に分割払いしているが、もう一つ大切な約束があるらしい。侑子曰く、兄と同様に昔から問題を起こすタイプで、兄の標的である昴流や神威をおだてたりもしていたが捕まえはしなかった。いつまで東京に居るかは不明。
- 『X』に、地の龍=七人の御使いの一人である刀隠神社の跡取り、桃生封真(ものう ふうま)として登場。