チャタテムシ
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チャタテムシはチャタテムシ目または噛虫目と呼ばれる、微小昆虫で構成されている目の昆虫の総称。有翅のものと無翅のものがいる。咀嚼口式で、触角は糸状である。有翅のものでは体長より長い。
[編集] 無翅のチャタテムシ
コチャタテ科、コナチャタテ科などの昆虫などで無翅である。体長は1~2mm程度、形状がシロアリなどに似て、頭部が相対的に大きい。コナチャタテ科のものでは雄と雌で体長にかなりの差がある。書物、乾燥食品、動植物標本、皮革製品などを食害する害虫として知られ、しばしば大発生してかなりの被害をもたらすこともある。
[編集] 有翅のチャタテムシ
チャタテムシ科、ホシチャタテ科などで有翅である。体長は3~7mmほどで、前翅のほうが大きい。カビや不完全地衣類などを食べる。ウンカやショウジョウバエと間違えられることもあるが、本体の形状がそれらとは著しく異なるため、区別できる。
[編集] 分類
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