スプラッターハウス わんぱくグラフィティ
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スプラッターハウス わんぱくグラフィティ | |
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ジャンル | アクションゲーム |
対応機種 | ファミリーコンピュータ |
開発元 | ナムコ |
発売元 | ナムコ |
人数 | 1人 |
メディア | 2Mbitロムカセット |
発売日 | 1989年7月31日 |
価格 | 4,900円(税別) |
『スプラッターハウス わんぱくグラフィティ』は、1989年7月31日にナムコ(現:バンダイナムコゲームス)より発売されたファミリーコンピュータ用コンピュータゲームソフト。
アーケードで発表された『スプラッターハウス』のFC版。倫理及びファミコンのハードスペックの問題から、キャラクターはコミカルにデフォルメされ、アクションも残酷描写を排し、簡潔化された。主人公リックが恋人ジェニファーを救うという展開は原作同様だが、悲劇的要素は皆無。ホラー映画の殺人鬼を主役に据えたハードなストーリーの原作に対し、FC版では数々の往年有名ホラー映画のワンシーンを、コミカルにパロディ化した演出が特徴。ボスの多くも、ホラー映画のモンスターをパロディにしたものが多い。 ちなみに海外版は、日本版のようなコミカルさは一切なく過激でグロテスクな要素が強いため、とても日本では発売できるようなモノではない。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] ストーリー
少女ジェニファーは真夜中の墓場で恋人リックの突然の死を嘆き泣いていた。すると突然、鋭い落雷がリックの墓を貫き、死んだはずのリックが蘇った。驚喜するジェニファーだったが、隣の墓に眠っていたカボチャの姿の悪霊が復活。ジェニファーを連れ去ってしまった。リックはジェニファーを救うため、暗い墓場の中を進んでゆく……
[編集] キャラクター
- リック
- 主人公。死によって墓に葬られたが、落雷のショックで復活。
- 同じくして復活したカボチャの魔王にさらわれたジェニファーを救うため、斧を振るう。
- ジェニファー
- リックの恋人。リックの復活を喜ぶが、カボチャの魔王によってさらわれてしまう。
- カボチャ大王
- リックの隣の墓に眠っていた、カボチャの怪物。ジェニファーをさらう。
[編集] ステージ
3面までは、それぞれ1ステージが3エリアに分かれており、各々のエリアに配置された3体のボスキャラを倒す事で1ステージクリアとなる。それ以降は、ボスは1ステージに付き1体となるが、ステージ6にはボスはいない。
ステージ1:墓場
ステージ2:下水道
ステージ3:邪教の町
ステージ4:キャンプ場入口
ステージ5:ダイヤモンドキャンプ場
ステージ6:丘の上の館へ
ステージ7:地獄の館
[編集] システム
回数制限付のコンテニュー制横スクロールアクション。ライフゲージ制で、一定数の敵を倒すとライフの上限が増える。ステージ紹介時に表示されるパスワードで途中から再開でき、全体的な難易度も低め。
[編集] 原作とのつながり
2ヵ所の隠しステージで手に入るクリスタルボールというアイテムを全て手に入れた状態でクリアすると隠し画像がエンディングに追加され、スプラッターハウス わんぱくグラフィティが本編スプラッターハウスの前日談だったことが明らかになる。
[編集] 関連項目
- スプラッターハウス PARTII
- スプラッターハウス PARTIII
- バンダイナムコゲームス