スズキ・GS50
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GS50(ジーエス50)とはスズキが製造販売している50cc原付のスポーツバイクである。
2005年2月26日より全国一斉に発売され、マニュアルミッション車でリターン式4段変速機構を採用している。エンジンは4サイクルのバーディー系エンジンを搭載しながらハイパワーを実現しており、エンジン始動はキックのみでセルは付いていない。
車体色は「ソリッドブラック」「キャンディパスキュアパープル/ソリッドブラック」「マーブルエラキスレッド/ソリッドブラック」の三種類が販売されている。車体にはU字ロックを搭載出来るホルダーを標準装備している。
本車はMTバイクの入門車という位置づけであり、クラッチ操作やギアチェンジといった基本操作の習得と、「バイクを操る楽しさ」を体感することを主な目的としている。そうすることで、他のMTバイクへ興味を抱かせるとともに、後に排気量の大きいバイクへ乗り換える際の心理的な抵抗を減らすことができるからである。
小柄な車体ながら燃料タンクは8リットルもあり、公称95km/lの燃費と相まって航続距離が長い。また、690mmのシート高は身長160cmの人でも両足がしっかり着く程の低さであり、そのことが2輪乗車時に常につきまとう“不安定さ”という恐怖から解放する。さらに、乾燥重量は69kgと非常に軽く、足付きの良さも手伝って取り回しが非常に楽であり、跨りながら“押し掛け”できるほどである。このような特徴を備えた本車はまさに初心者にうってつけのバイクと言えよう。