スクリッティ・ポリッティ
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スクリッティ・ポリッティ(Scritti Politti) は1980年代にグリーン・ガートサイド(Green Gartside)が率いていたイギリスのエレクトロポップバンド。現在でも根強いファンが多い。
バンド名はイタリアのマルクス主義の理論家アントニオ・グラムシの言葉から(英語版では政治的な著作に及ぼす為に自粛されている。本稿でもそれに従う)。
一足速くサンプリングを採用している。
1977年、ウェールズ出身リーズのアートスクール学生、グリーン・ガートサイドが、パンクのDIY精神に刺激を受け、ソロ・プロジェクト的ユニットを結成(Green/vocal, guitar、Tom/drums、Nial/bass、Simon/tape loops )。ユニット名“スクリッティ・ポリッティ”は、イタリアのマルクス主義の理論家アントニオ・グラムシの言葉から引用。1982年、『ソングス・トゥー・リメンバー』でデビュー。グリーンの個性的なファルセットをいかしたソウルフルなヴォーカルと、サンプリングを駆使したサウンドで人気を博し、シングル「スウィーテスト・ガール」はスマッシュ・ヒットを記録。その後、80年代を代表する名盤『キューピッド&サイケ'85』などをリリースするも、バンドとしての活動は低迷していく。 1999年、前作から11年ぶりにアルバム『アノミー&ボノミー』をリリースして復活、活動を続ける。2006年、新作『WHITE BREAD, BLACK BEER』をリリース。UKオルタナティブ・ロックに、ヒップ・ホップ、R&Bなどのテイストを取り入れ、新たな方向性を打ち出す。
関連サイト the Scritti Politti source Rhodri Marsden The Scritti Politt Workshop