ジョン・ドレイヤー
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ジョン・ドレイヤー(John Louis Emil Dreyer、デンマーク名 Johan Ludvig Emil Dreyer、1852年2月13日 – 1926年9月14日)はデンマーク生まれでアイルランドで活動した天文学者である。ウィリアム・ハーシェルらが作った連星、星雲、星団のカタログを追補してニュージェネラルカタログを作成した。
コペンハーゲンで生まれた。1874年、22歳の時にアイルランドに渡り、ローレンス・パーソンズ(ロス卿:ウィリアム・パーソンズの息子)の天文台助手となった。1878年からダブリン近郊のダンシンク天文台で働き、1882年から1916年までアーマー天文台の所長を務めた。
1886年にアーマー星表を発表し、1888年にニュージェネラルカタログ(New General Catalogue of Nebulae and Clusters of Stars)を発表した。7840個の連星、星雲、星団を収録し、カタログ番号(NGC番号)は現在も使われている。
天文学史家でもあり1890年チコ・ブラーエの伝記などを出版した。
1916年に王立天文学会ゴールドメダルを受賞し、1923年から1926年まで王立天文学会の会長を務めた。
カテゴリ: デンマークの天文学者 | アイルランドの天文学者 | 19世紀の自然科学者 | 1852年生 | 1926年没