ジャコウネズミ
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1)ジャコウネズミ(Muskrat、学名:Ondatra zibethica)は、齧歯目ネズミ科マスクラット属の哺乳類。別名にムスクラット、マスクラット、ニオイネズミなどがある。
北アメリカ原産の大型のネズミ。体長約30cm。水棲で草食。尾はやや平らで、尾の付け根に匂いを出す分泌腺を持つ。匂いの特徴成分はムスコンに似た大環状化合物である。
2)ジャコウネズミ(house musk shrew、学名:Suncus murinus)は、食虫目トガリネズミ科ジャコウネズミ属の哺乳類。
東アフリカ、東南アジア原産でサバンナ、森林、低木林、人家などに生息。体長十数cm。雑食性。モグラに似たとがった顔と細い尻尾を持つ。腹側や体側に匂いを出す分泌腺を持つことからこう呼ばれる。子育ての時には、一頭の子供が親のしっぽをくわえ、次の子はその子のしっぽをくわえして、数珠繋ぎになって移動する。