シモンズ
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シモンズは田中ユミ、玉井タエの女性デュオである。いわゆる関西フォーク系に属する。
シモンズの名前は二人がファンであった「サイモン&ガーファンクル」のサイモン(Simon)をローマ字読みしたもの。
二人は高校時代からベッツィー&クリスのカバーなどを歌ってライブ活動をしていた。毎日放送の「ヤングタウン」のオーディションで合格。高校卒業後に上京し『恋人もいないのに』でデビュー。デビュー曲は『あの素晴らしい愛をもう一度』になる予定であったが、なぜか北山修と加藤和彦が唄うことに決まったため急遽『恋人もいないのに』を歌うことになった。この曲は60万枚を越える大ヒットとなった。しかし、人気絶頂の1974年にタエの結婚を期に解散。
また、100曲を越えるCM曲をうたっている。なかでも明治製菓のチェルシーのCMソングは最も有名である。
1996年に田中ユミは元ジャネッツの青木まり子と新シモンズを結成した。(1999年解散) が、2006年などに度々再結成を行っており、2006年の8月に公式ホームページが開設した。
[編集] メンバー
田中ユミ(たなか-、1953年1月21日)、本名は田中由美子。伸びのある声で高音パートを担当していた。中学時代に「トニー谷のスター飛び出せ歌合戦」で優勝している。解散後に、元マネージャーの北川啓二と結婚。北川ユミの名でラジオのDJやソロシンガーとして活動している。
玉井タエ(たまい-)、本名は玉井妙子。ハスキーボイスで低音パートを担当していた。 現在は英語教師をしており、音楽活動はしていない。
[編集] ヒット曲
- 恋人もいないのに(作詞:落合武司、作曲:西岡たかし)
- ひとつぶの涙(作詞:瀬尾一三、作曲:瀬尾一三)
- ふりむかないで(作詞:谷村新司、作曲:葵まさひこ)
- 明治チェルシーの唄(作詞:安井かずみ、作曲:小林亜星)