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シベリア高気圧(-こうきあつ)は、冬季のシベリアの地表で発達する高気圧。主な成因は地表の放射冷却であるが、ブロッキングと呼ばれる偏西風の循環の変動による上層の高気圧(ブロッキング高気圧)の影響も受けている。
典型的な冬型の気圧配置になると、シベリア高気圧とアリューシャン低気圧によって、摂氏-30度から-50度程度(500hPa付近)の寒気が日本列島付近まで吹き出され、日本海側に大雪を降らせる。
シベリア高気圧は気圧が高いことが特徴で、1968年大晦日にシベリアのアガタで、1084hPa(世界記録)を記録した。
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