シズマドライブ
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シズマドライブは、OVA作品『ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日』に登場する架空の装置。完全リサイクル可能で完全無公害なエネルギー源。
フランケン・フォン・フォーグラー博士、シズマ・ド・モンタルバン3世博士、Dr.ダンカン、シムレ教授、ドクトル・トランボの五人からなる専任研究チームによって開発され、その開発成功は「第三のエネルギー革命」と呼ばれた。
大は大型工業プラントや大型旅客機、身近なところでは自動車や家電製品、小さいものではライターにまで使用されている。
外観は、両端がキャップで閉じられた透明なガラス管に、青い透明な液体を満たしたもの。管の中心には赤い玉状の「シズマ中心核」が浮かんでいる。ドライブの稼働中は中の液体が赤くなる。その外観から、シズマ管(シズマかん)とも呼ばれる。
一定のエネルギーを出し切った後でも、リサイクル(おそらく内部液体の不純物を除去すること)で、再びエネルギーを発生させることができるようになる。しかしリサイクルすればする程、実は地球上の酸素が減少してゆくという欠点もあった(このことに気がついたのは上記の5人の博士のうち、フォーグラー博士だけであった)。
1ないし2本のアンチ・シズマドライブが発生させるアンチ・シズマフィールド内では、シズマ中心核が異常反応を起こして液体が外部に噴出し、破壊されてしまう。
『スーパーロボット大戦シリーズ』ではジャイアントロボが参戦しても、シズマドライブは一度も登場した事がない。「これは超エネルギーが数多くあるスパロボ世界ではシズマドライブを製作する必要がないから」「ガンダムシリーズのMSは核融合で動いているため、設定が複雑化してしまうから」等の理由が考えられる。似たようなものに、機動戦士ガンダムSEEDのニュートロンジャマーが挙げられる(こちらは一応スパロボには登場しているが)。