コキンチョウ
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コキンチョウ | ||||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||
Chloebia gouldiae (Gould, 1844) | ||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||
Gouldian Finch |
コキンチョウ(胡錦鳥) Chloebia gouldiae は、スズメ目・カエデチョウ科に分類される小鳥の一種。鮮やかに色分けされた体色が特徴で、ペットとしても人気がある。オーストラリア北部が原産だが、世界各地で飼育個体が野生化している。
全長15cm、体重15gほどで、スズメよりもずっと小さい。野生種の成鳥は喉と尾が黒、翼と背中が黄緑色、胸が紫、腹が黄色という鮮やかな体色をしている。顔の色は黒、黒で縁取られた赤、黄色の3種類があるが、割合としては黒い個体が4分の3、赤い個体が4分の1ほどで、黄色は稀にしかいない。また、オス成鳥が体色は鮮やかで、メスの体色はくすんでいる。くちばしは大きく、尾羽は細く尖る。
オーストラリア北部に分布し、木がまばらに生えた乾燥地帯に生息する。非繁殖期は植物の種子を植物から直接むしり取って採餌するが、繁殖期には昆虫類も捕食する。食物の量は降雨によって大きく左右され、内陸部で雨が降らずに食物が尽きてしまうと、餌が多い海岸部に移動する。内陸に降雨があると戻って繁殖を行い、決まった繁殖期を持たない。
巣は樹洞かシロアリのアリ塚を利用し、同じ穴にいくつかのつがいが営巣することもある。メスの一度の産卵数は4-8個である。
孵化日数:15日、巣立ち日数:21日、性成熟:6〜9ヶ月、平均寿命:7年
体色が鮮やかなことからペットとして人気があり、日本でも明治時代以降輸入されるようになった。寒さに弱いので注意が必要である。また、飼育下で繁殖の際はジュウシマツを仮親に利用するとよいとされる。
飼育個体が逃げ出し、世界各地で野生化している。その一方、原産地のオーストラリアではペット用に捕獲されるうえ、野焼きで草地を焼き払われて餌が摂れなくなっており、個体数が減少している。