ゲームボーイアドバンス専用ワイヤレスアダプタ
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ゲームボーイアドバンス専用ワイヤレスアダプタ(げーむぼーいあどばんすせんようわいやれすあだぷた)はゲームボーイアドバンスの周辺機器。通信ケーブルを使用せずに無線通信により最高5人までの通信プレイが可能となっている。
多くのゲームで通信ケーブルの代用として使用できる他、データ転送量や同時通信人数の多さを活かして独自の通信が行えるものもある。
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[編集] 概要
ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーンの付属品という形で2004年1月29日に発売(現在はゲームソフト単品でも購入可能)、2004年7月15日に単品で発売された。2005年にはゲームボーイミクロ用も発売された。
最大通信距離は、公式では半径3m以内とされているが、障害物や電波の妨害が無ければ約70m離れた状態でも通信可能なことが確認されている。3m以内でお互いが向かい合っていれば非常に安定した接続が行えるので、特に多人数での通信に有利である。通信ケーブルの場合、多重接続すると接触不良の危険が大きくなってしまうためだ。テーブル席など、プレイヤーの立ち位置が限定される状況においても効果的と言える。
ポケモンやロックマンエグゼなどのキラータイトルを対応させて普及を図ったが、その後発売されたソフトの多くは、従来の通信ケーブルのみ使用可能なものが多く、結果として(本品が同梱されていたポケモンシリーズのファンを除き)あまり普及しなかった。しかし、この無線通信の技術はニンテンドーDSのワイヤレス通信へ、ジョイスポットはDSステーションへと生かされ、現在のDS普及への架け橋となった。
[編集] ジョイスポット
2004年3月25日から2005年7月8日まで、このアダプタを使用し、特定のサービス実施店で新データの配信や、メーカーの用意したデータと対戦が楽しめる「ジョイスポット」サービスが行なわれていた。
ジョイスポットの正体はゲームボーイアドバンス用の特殊なカートリッジであり、通常は黒い箱に収められて店の一角(多くは月刊任天堂店頭デモ稼働機の付近)に設置されていた。月刊任天堂とともに、1ヶ月ごとに内容が更新されていた模様。
ポケモンセンター各店では、より通信機能が強化されたものが設置され、他店と連携したプレイヤーランキングが随時モニターに映し出されていた。
[編集] 対応ソフト
- ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン・エメラルド
- 通信システムも参照
- ファミコンミニシリーズ
- 続・ボクらの太陽 太陽少年ジャンゴ
- 新・ボクらの太陽 逆襲のサバタ
- ロックマンエグゼ5 チームオブブルース・チームオブカーネル
- ロックマンエグゼ6 電脳獣グレイガ・電脳獣ファルザー
- 桃太郎電鉄G
- マリオゴルフ GBAツアー
- bit Generationsシリーズ(BOUNDISH、DIALHEX、COLORIS、DIGIDRIVEの4種のみ)