クマネズミ属
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クマネズミ属 | ||||||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||||||
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種 | ||||||||||||||||||||
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クマネズミ属 (genus Rattus) は、ネズミ目(齧歯目)ネズミ科に含まれる分類群の1つ。世界中に分布するドブネズミ R. norvegicus やクマネズミ R.rattus を含み、ほかにアゼネズミ R.argentiventer などが知られる。
クマネズミ属のネズミ類のうち、ドブネズミとクマネズミは、ハツカネズミ属のハツカネズミ Mus musculus とともに、人の生活範囲に生育しており、家ネズミ(家住性ネズミ)と呼ばれる。人間にとって最も身近なネズミ類と言える。食物を荒らしたり、家ネズミは、病気を伝染したりといった害を与えるために嫌われる。ペストはドブネズミ等の媒介する病原体が引き起こすと考えられている。