クイック (プロレス)
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プロレスにおけるクイックとは、一瞬の丸め込みなどでフォールを奪う技、もしくはフォールを奪って勝利することを示す。
[編集] 概要
格下の者が格上の相手に勝つ場合に使われることが多い用法であり、格上の者がフォールを奪いに来た際に、隙をついて丸め込んで逆転勝利するといったものである。大技で格上の相手に大きなダメージを与えたうえでのスリーカウント勝ちや、ギブアップによる勝ちではないため、実力的に相手より上回ったことを証明するような勝ち方ではないが、勝ちは勝ちである、という意味がある。主に一瞬の逆転技であるため、対戦相手の名前にもそれほど傷を付けることがない。クイックを使用し勝敗を決することで両者間での抗争アングルをより本格化出来る利点がある。また、若手の格上げの第一段階に使われる。
その他にも、試合終了時間が迫ってきた時に丸め込みの応酬を行ったり、タッグマッチなどで仲間割れから丸め込んで決着するなどのポピュラーな用例がある。
但し、プロレスファンの多くはスリーカウントでの決着を望んでいる為、上記のような特殊なシチュエーション以外での多用には批判的である。特に新日本プロレスの棚橋弘至や中邑真輔は小会場大舞台問わず突然連発し、それで勝利を収めることが多いことから強い批判を受けている。
[編集] 代表的なクイック技
- スモールパッケージホールド(首固め、小包固め)
- スクールボーイ(横入りエビ固め)
- ウラカン・ラナ(前方回転エビ固め)
- ウラカン・ラナ・インベルティダ(後方回転エビ固め)
- 逆さ押さえ込み(バックスライド)