カブトガニ綱
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カブトガニ綱 | ||||||||
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カブトガニ綱 |
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分類 | ||||||||
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目 | ||||||||
カブトガニ綱は、節足動物門鋏角亜門に属する分類群の名称。カブトガニやウミサソリを含むグループを形成している。
目次 |
[編集] 分類
- カブトガニ綱
- カブトガニ目 Xiphosura
- カブトガニ科 Xiphosuran
- アメリカカブトガニ属 Limulus
- アメリカカブトガニ L. polyphemus (en:Horseshoe crab)
- カブトガニ属 Tachypleus
- カブトガニ T. tridentatus
- ミナミカブトガニ T. gigas
- マルオカブトガニ T. rotundicauda
- アメリカカブトガニ属 Limulus
- カブトガニ科 Xiphosuran
- ウミサソリ目 Eurypterida †
- カブトガニ目 Xiphosura
マルオカブトガニはカルキノスコルピウス属 (Carcinoscorpius rotundicauda) とする分類もある。
[編集] カブトガニ目
現在2属(3属)4種が生存しているカブトガニの仲間のグループ。日本で知られているカブトガニ Tachypleus tridentatus よりもアメリカカブトガニ Limulus polyphemus のほうが個体数が多く生態もよく知られている。大部分はメキシコの北岸、大西洋側の浅瀬に生息している。体は硬い、灰色の甲羅で覆われており、二つの大きな複眼と、三つの小さな単眼を甲羅上に持つ。甲羅の中はクモとよく似た構造をしている。歩行、遊泳、捕食に用いる6対12本の足を持ち、その後方に6つのえらを持つ。えらは伸縮し、呼吸と泳ぐために用いられる。さかさまの状態でも泳ぐことができ、通常は海底の虫や軟体動物を探して捕食している。それ以外では小さな魚や甲殻類もえさとする。
[編集] ウミサソリ目
ウミサソリはかつて地球上で繁栄した絶滅種で、3mを超える大きさにまで成長した種がある地球史上最も巨大な節足動物のグループである。200万年から500万年ほど前まで生存した。海中に生息し、カンブリア紀から二畳紀まで繁栄した。化石から、海中からだんだんと淡水へと生息域を広めていったことがわかっている。見た目はサソリを大きくしたように見えるが両者の関係は薄く、後にカブトガニに近いことがわかった。
[編集] 外部リンク
- アメリカカブトガニ(英語)