カノ
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カノ(Kano)はナイジェリアの都市。カノ州の州都。ナイジェリア北部の経済・文化における中心都市。国際空港もあり各地と航路でも結ばれている。人口は約362万6千人(2005年)。
[編集] 概要
ハウサ人が1000年頃に王国を建て、ムスリム商人の活動にともなって12世紀ころよりイスラーム化が進んだと考えられる。サハラ縦断貿易の要所であり、金・塩・奴隷・象牙などを扱う交易拠点として発展した。15世紀に土で作られた城壁が拡張された。(現在も残されている。)19世紀より西欧の探検家が足を踏み入れ、20世紀初頭よりイギリスによる植民地化が進んだ。鉄道敷設が進められ、1912年にはカノとラゴスを結ぶ鉄道が開通した。
ピーナッツの生産、集散地として知られる。街にはアド・バイェロ大学があり、ナイジェリア北部における教育の中心地でもある。近隣の都市としては、約130キロ南西のザリア、200キロ西のグザウなどが挙げられる。ニジェールとの国境まで約100キロ程度であり、約200キロ北にニジェールのジンデルが位置している。
[編集] 外部リンク
- カノ州給水計画に対する日本の無償資金援助(日本語)